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Vol.0231:海外銀行のペイオフについて

この記事を読むのに必要な時間は約5分です。 過去にも銀行のペイオフについて書かせて頂いたことがありますが
ポイントはペイオフがあるのか?ないのか?ではなく
・ペイオフの申請が代理でできるのか?
・ペイオフの申請が代理でできないのか?
と言うことだと考えています。
弊社のクライアント様、そしてこのブログの読者様にも
よく考えて頂きたいですが
海外銀行の口座開設をする際に『ペイオフがあるない』を気にされる方は
多いですが、その先まで考えている人はどれだけいるでしょうか?
どうやって申請するのか?
それは代理人でもOKなのか?
もし、自分で申請することが不可能で代理人も不可能だとなった場合
ペイオフがある国だったとしても、それはペイオフの申請が実質不可能を意味し
制度そのものが意味をなさない物にならないでしょうか?
過去に弊社では以下のようなことがありました。
当時、仕事の関係で保有していたオランダの銀行があったのですが
2008年のリーマンショックの影響で破綻をしています。
オランダにはペイオフの制度があるため
預金は政府が保障してくれることになるのですが
オランダに住むオランダ人は3ヶ月でお金が戻ってくることになるのですが
弊社は約3年の時間がかかっています。
この差は何なのか?
 
どこの国も同じですが、ペイオフとは国の制度です。
つまり民間銀行が破綻した場合、申請は行政機関にすることになります。
オランダであれば、書類はオランダ語ですし
日本であれば、日本語です。
まず『書類が読めなかった』のです。
 
次に問題だったのが、本人確認のため
本人が手続きをしないといけなく、代理人が行政機関に行くことができなかったです。
『手続きをするために現地に行くことが大変』でした。
 
そして最後に、政府が要求する書類は外国人が準備するには
大変な物が多かったです。分かりやすく説明するのであれば
もし日本政府が手続きに『住民票の提出』を要求してきたとして
住民票がない国に住んでいる外国人がそれを提出するのは可能でしょうか?
そして日本政府が住民票に代わる書類を認めなかったらどうでしょうか?
つまり『政府が手続きに必要な書類を海外に住む外国人が準備する場合
不可能な場合が多い』のです。
 
これらの条件の中で、政府と交渉して手続きを進めたため
3年と言う時間がかかったのです。
 
どうでしょうか?
弊社のクライアント様、そしてこのブログの読者様は
代理人が不可だった場合、上記のことを1人でやる自信はありますでしょうか?
おそらく、ほとんどの方はNoだと思います。
ジョージアはペイオフの制度がないのですが
弊社が銀行口座開設を準備した際に意識したのは
ペイオフがあるないではなく『銀行が上場しているのか?していないのか?』でした。
参照:ジョージアの銀行口座開設
銀行が上場しているとどのようなメリットがあるのか?
それは『銀行の財務状況が開示されている点』です。
例えば、下記のような銀行があった場合どうでしょうか?
・株価は過去最高
・売上は営業黒字
・無借金経営
このような銀行が、1年以内に破綻する可能性はどれくらいでしょうか?
その可能性はゼロだとは言いませんが、限りなくゼロには近いです。
逆に、日本のスルガ銀行のように、急に株価が下落したらどうでしょうか?
何かあった!銀行が危ないかも?と思わないでしょうか?
つまり、ペイオフの制度がなかったとしても
上場している銀行であれば、毎日株価をチェックし
危なくなれば、預金を外に逃せば『最低最悪のリスクは回避できる』と言うことです。
そして弊社は、毎日株価はチェックしていますし財務状況もチェックしており
危なくなれば、クライアント様に連絡をする準備ができています。
また、ペイオフがある国
セルビアがそうなのですが
参照:セルビアの銀行口座開設
私達はどのようにペイオフを申請するのか?を調べ
参照:Vol.0085:セルビアの銀行口座は預金が全額保護されます!!!
Vol.0131:セルビア共和国で破綻した銀行の数々
そして代理で可能だと言うことが分かったわけです。
 
話を戻しますが
弊社のクライアント様、そしてこのブログの読者様は
『ペイオフがある』と言うことだけで安心していないでしょうか?
それが簡単なのか?困難なことなのか?
その先まで調べて頂ければと思います。

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