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Vol.0475:香港の年金保険の危険性

category : 香港

この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

香港の年金保険

弊社の中でもご相談として多いのが
香港の『年金保険』と呼ばれる商品です。
ご相談として多いのが
・Sun LifeのSun Diamond Income Plan 60/90
・AIAのGolden Years Income Plan
・FTLifeのRegent Premier
の3社が多いです。
ご相談としては『この保険商品をどう思いますか?』
言う所ですが
3社とも会社そのものはちゃんとした
大きな資本の会社ですし『詐欺商品』とかの類いではありません。
しかし、この商品が良いか?悪いのか?
と言う所を検証するとなると
それは、会社がどうか?や商品がどうか?ではなく
『香港と言う場所、中国と言う国はどうなのか?』
と言うことが、検証の中心になると考えています。

中国に翻弄される香港

弊社の古くからのクライアント様や
このブログを昔から読んで頂いている方は
よくご存知だと思いますが
弊社は一貫して『香港は危険だ』と言う
メッセージを発信し続けてきました。
それは、香港でデモが起きるずっと前からです。
かつて、弊社も香港に法人を登記していた時代がありましたが
(現在は閉鎖されています)
その中で、香港をずっと見てきて感じたことは
『時代と中国政府に翻弄される香港』と言う都市です。
イギリスから中国に返還され
向こう50年間は(2047年まで)は
・ルールを変えない(イギリス統治時代の)
・中国の政府機関を香港に置かない
と言う約束は、中国政府の都合と時代の流れで
ことごとく破られ、その度に香港では
『デモが発生』し、それを強引に封じ込めるために
『ルールの変更』
香港の行政のトップは世界や香港市民への
メッセージとして『中国の強引なやり方』
『香港は自由だ。香港は安全だ。香港は壊されることはない』
言いつつも、実際には中国政府に行動を起こすことはなく
中国政府の顔色ばかりを見ている。
中国政府の都合で、香港は
『白から黒にでも、黒から白にでも』
簡単に変わってしまう。
そんな不安定な状態が
まさに『香港』と言う場所だと感じています。

香港の年金保険は何が危険なのか?

香港の年金保険は
どれも『長期の商品』だと言うことです。
そして香港が中国政府に翻弄され
『白から黒にでも、黒から白にでも』
簡単に変わってしまう『不安定』さがある。
・長期商品
・香港の不安定さ
この2つが『香港の年金保険』のリスクになっていると
考えています。
この10年でも見ても香港は
中国政府に翻弄される形で大きく変わってしまいました。
次の10年は?
2047年までは?
香港が今の形を保っていられるのか?
と考えたら、その可能性は高確率で『NO』となるでしょう。
むしろ、2047年に向けて
加速度的に変化していくと考えるのが
自然ではないでしょうか?
そして、中国と言う国がどんな国なのか?
それは『自分達の都合で黒を白にでも、白を黒にでも簡単に
ルールを変え、そのルール変更で逮捕者が出ようが
資産がなくなる人が出ようが、そんなのはお構いなく
優先されるべき利益は共産党の利益』と言うことです。
香港の年金保険を契約して
将来年金を受け取るのは何年後でしょうか?
5年後?10年後?15年後?
中国政府は信用できる政府なのか?
香港はこの10年どんな風に変わってきたのか?
中国化が進んだ?
昔の香港よりも良くなった?悪くなった?
と言うことを冷静に考えていった場合
中国政府の都合でいくらでもルールが変わってしまう
香港で、長期の商品を契約することが
いかにリスクなのか?
と言うことが見えてこないでしょうか?

まとめ

どの国でも『国家の利益』は最優先です。
しかし、まともな国であれば
『国家の利益=国民の利益』となっています。
つまり
『国民の利益が損なわれるようなルールの変更はしない』
と言うのがまともな国です。
なので、もし下記の商品が
・Sun LifeのSun Diamond Income Plan 60/90
・AIAのGolden Years Income Plan
・FTLifeのRegent Premier
イギリスの金融商品と言うのであれば
弊社は全然『あり』だと思いますし
むしろ弊社も『オススメしたい』と思います。
(これは会社の本体がどこなのか?と言う話ではありません。
その商品をどこの行政が管理しているのか?です。
例えば、イギリスの会社でも
香港で販売されている金融商品は『香港の金融庁が管理』しており
香港の金融商品となります)
しかし、実際には上記の保険は香港の管理ですし
中国政府の考えは
『共産党の利益>国民の利益』です。
共産党の利益と利権を守るためであれば
国民の資産がゼロになろが、逮捕者が出ようが
そんなんのは一切お構いなしです。
それが中国政府の『正義』です。
香港の保険商品は、その会社や商品がどうこうではないのです。
議論の中心は
・香港の将来をどう見るか?
・中国政府は信用できる政府なのか?
この2つで、議論をしなければなりません。
そして、これがクリアになった後に
商品としての良し悪しを議論すべきです。

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