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Vol.0488:AEOIとは?

category : オフショア

この記事を読むのに必要な時間は約5分です。

AEOIとは?

AEOIとは
Automatic Exchange of Informationの頭文字を取った物で
『自動情報交換』と言う意味です。
OECDのHPによると

『情報の自動交換(AEOI)に関する新しいグローバルスタンダードは
脱税の可能性を減少させます。これは、口座保有者の居住国の税務当局と
非居住者の金融口座情報を交換することを提供します。
AEOIを実施している参加国は、特定のリクエストを送信することなく
毎年、事前に取り決められた情報を送受信します。
AEOIは、以前は発見されなかった脱税を発見することを可能にします。
これにより、各国政府はコンプライアンスを遵守していない納税者のために
失われた税収を回収することが可能になり、金融機関と税務当局間の
透明性、協力、説明責任を高めるための国際的な取り組みをさらに強化することになります。
さらに、AEOIは、隠された資産の自主的な開示を増やし
納税者がすべての関連情報を報告することを奨励することで
二次的な利益を生み出すことになります。
AEOIによって新たな情報が明らかになるにつれ、現行の要求情報交換(EOIR)の重要性も増していきます。
したがって、AEOI と EOIR の 2 つの基準は補完的なものであり
国際的な脱税に対処するための税務当局の努力の有効性を高めるために協力しています。』
OECDより
つまり『情報の交換をしますよ』と、言うことです。

AEOIの対象となる国

では、どの国が情報の交換をするのか?と言えば
OECDの加盟国です。それが下記です。

もちろん、香港も入っていますし
各オフショアを入っています。

オフショア生保からのメール

おそらくほとんどのオフショア生保で
各クライアントに対して『AEOI』に関する
メールを送っているはずです。
ほとんどのオフショア生保が同時期に
AEOIに関するメールを送っていると言うことは
各オフショア生保の対応と言うよりは
その上の管轄機関と考えるのが自然ですが
このメールを対応しないといけないのか?
対応しなくてもいいのか?と言えば
もちろん『対応はしなくてはいけません』
そのためには、個人情報の再提出と税金番号の提出が
必要不可欠です。
ただ、AEOIに対応しなくても罰則はないです。
『え?じゃー出さなくてもいいの?』となるわけですが
罰則がないからと言って、対応しなくてもいいわけではありません。
対応しないと、各オフショア生保に違いは
あるものの、まず100%
・出金停止
そして、オフショア生保によっては
・オンラインアカウントの停止
と言う対応になってくると思います。

まとめ

かつて、オフショアは世界中の
富裕層からお金を集め、資産管理の中心となっていましたが
その1つの時代が終わろうとしているのかなぁ?と
感じています。
かつての持て囃されたスキームは過去の物となり
近い将来、使えないスキームとしてなるのは間違いないです。
しかし、所詮はいたちごっこ。
古いスキームが使えなくなれば
新しいスキームが登場するのも
世の常です。
エストニアの『エストニア方式』と呼ばれる
新しい法人税の仕組みも、まさにその1つだと思います。
今は、古いスキームが消え
新しいスキームになうろとしている『変革期』です。
オフショアが変わってしまったことを嘆いても仕方ないですし
世の中に新しいスキームが登場していることを喜んではどうでしょうか?

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