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Vol.0569:仮想通貨の根本的な考え方を見直さないといけない

category : 暗号通貨

この記事を読むのに必要な時間は約5分です。 イギリスの会社で働いている時
ビジネスは休みを中心に設計が
されていました。
土日の休みに
春、夏、冬の休暇。
(各休暇で、2週間ほど)
まずは、どこを休むのか?が先で
休みは働かないと言うことを前提に
『どうしたら売り上げが最大化されるか?』
と言うことを考えなければならかったです。
売り上げを大きくする手段として
『休みを少なくし、稼働日数を増やす』
と言う考えは、一切しなかったです。
この考え方は、私が働いていた会社だけではなく
欧州の企業は、どこも似たような考え方を
している会社が多かったと思います。
生産性を向上させるための1つの手段としては
『まずは、休みを先に考える』と言うのも
有効ではないか?と思っています。
ここからが本題です。

仮想通貨の考え方

弊社は、もともと仮想通貨に関しては
2つの可能性を見ていました。
それは
『BTCのような仮想通貨が世界中に広がり
法定通貨の価値が大きく低下し
銀行などが潰れていく未来』

『仮想通貨が国の法定通貨を脅かすとして
規制により、仮想通貨が潰されてしまう未来』
です。
法定通貨の価値が大きく低下するのであれば
仮想通貨は持っておかないといけないですし
仮想通貨が潰されるのであれば
仮想通貨は処分しておかないといけない。
どっちの可能性もあるとなると
資産をどちらかに偏らせると言うのは難しく
『資産の一部は仮想通貨にしておくべき』
と言う風にしておかないといけなかったわけです。
しかし、最近の動きを見ていると
そもそもとして、根本的な考え方を
見直した方がいいのかなぁ?と思っています。
その要因はUSDTの取引量です。

巨大化するUSDT

ここ最近の仮想通貨の取引量の
ランキングが下記になります。
参照:CoinMarketCapより

仮想通貨の時価総額と言うことでは
BTCが1番ですが
市場で、もっとも取引されているのは
USDを担保にした、USDTになってくるわけです。
1日の取引量はBTCが約180億ドルですが
USDTの取引量は約300億ドルです。
この取引量はすごく重要です。
単純な話、取引量が大きければ大きいほど
市場で取引をされていると言うことなるわけで
時価総額ではBTCが上なものの
市場でもっとも取引されているのは
USDTとなるわけです。

仮想通貨はブロックチェーンの価値になる?

USDTのような物が、市場で
どんどん大きくなっていっても
国の法定通貨が脅かされることはありません。
なぜなら、法定通貨が担保になっているからです。
そうなると、国はこれを潰すような
規制はかけなくてもよくなってくるわけです。
そして、市場もBTCのような物より
USDTのような物が便利となりつつある。
そうなると、どうなるのか?
と言うことですが
今までは、多くの人が
『BTCのような仮想通貨が決済通貨になる』
と考えていたわけですが
そうではなくて
例えば、USDTであれば
イーサリアムのブロックチェーン上にあるわけなので
決済通貨としてUSDTが使われ
イーサリアムはUSDTを動かす、システムとして価値がある。
と、変化してくるのかなぁ?と。
つまり、イーサリアムの価格は
企業の株価のような扱いになる。
と思っています。

まとめ

USDTの取引量が増え続けていると言うことを
考えた時、投資家として考えるべきことは
USDTのようなステーブルコインを
動かすブロックチェーンでもっとも
優れていて、かつマーケットの支持を
受けているのは、何なのか?
と言うことを、中心に考えていった方が
いいと思っています。
BTCのような仮想通貨が決済手段になるわけではなく
主役はステーブルコイン。
そして、ステーブルコインを動かす
もっとも優れたブロックチェーンは何のか?
もしかしたら、それは国が作るブロックチェーンに
なるのかもしれないですし
国に属さない、イーサリアムのような物になる
かもしれないです。
何になるか?は分からないですが
根本的な考え方は、大きく見直さないと
いけないと思っています。

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