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Vol.0621:西アフリカ共通通貨ECOの導入が最大5年間遅延!?

この記事を読むのに必要な時間は約5分です。

西アフリカ共通通貨ECOとは?

過去に記事にさせて頂きましたが
『西アフリカ共通通貨ECO』とは?
西アフリカでEUのユーロと同じ物を
作ろうと言う計画です。
アフリカ全土をまとめる組織として
『アフリカ連合(African Union: AU)』
と言うのがありますが
さらに、それとは別組織で
西アフリカには
『西アフリカ諸国経済共同体
(Economic Community of West African States:ECOWAS)』
と言うのがあります。
これが、いわゆるEUのような組織と見てもらば
分かりやすいかと思います。
参加国は
・ベナン ・ギニア ・ニジェール ・ブルキナファソ ・ギニアビサウ
・ナイジェリア ・カーボベルデ ・コートジボワール ・セネガル
・ガンビア ・リベリア ・シエラレオネ ・ガーナ ・マリ ・トーゴ
の15ヶ国で
この15ヶ国の金融発展などを目的とし
『西アフリカ共通通貨ECO』が作られたわけです。
当初の予定では、2020年導入される予定でしたが
導入は延長がされることが決定しました。

ECOの導入は2025年?

導入の予定は、最大で5年間の延長の可能性があり
2025年以内に導入を目指すと、軌道修正がされました。
この原因は『コロナウイルス』です。
ECOの導入にあたり
WAEMUメンバー間で合意された基準は
国家予算の赤字をGDPの3%以下に抑えることでした。
しかし、このコロナ禍では
どの国も財政出動を余儀なくされており
どの国も赤字を3%以下に抑えることは難しくなっています。
ゆえに、コロナが落ち着くまで
ECOの導入を見送るべきと判断したのです。
なので、最大で5年と言うことですが
コロナの感染状況が5年で落ち着かなければ
導入はさらに見送られますし
逆に、年内にも落ち着くようなことがあれば
来年にもECOは導入される可能性はあると言うことになります。
ECO導入もコロナ次第と言うことになってしまったわけです。

ECOの導入は西アフリカ経済にとって良い結果をもたらすのか?

ECOの導入以前に
すでに、西アフリカには共通通貨CFAと言うのが
存在しています。
これは、フランスの植民地時代の名残りが
今でも続いているわけですが
ECOの導入は、こうした今だに多く残る
ヨーロッパの影響を小さくさせることにも
期待がされているわけです。
10年、20年先まで継続して成長していくためには
アフリカ経済が、自分達の力だけで経済成長を
していくことは、とても重要です。
いつまででも、ヨーロッパに依存しているようでは
『自分達の力で稼ぐ』と言う力が付かず
『国際競争力』も上がってはこないでしょう。
そのような意味で
ヨーロッパの影響を小さくし、ECOを導入すると言うのは
アフリカ経済の成長を、10年、20年先まで見れば
『良かった』となるはずです。
しかし、導入当初は
其れ相応の混乱や問題も出てくると思っています。
国家間の問題を、最初から問題なく進めるのは
なかなか難しく、その問題を1つ1つ西アフリカが自分達で
解決していくことで、西アフリカは
さらなる成長をしていくと思っています。

まとめ

アフリカの国々が、様々な問題を
抱えているのは事実です。
しかし、彼らは植民地時代から続く
ヨーロッパからの影響力を小さくし
自分達の足でしっかりと成長をしていこうとしています。
これはすごく重要なことだと思っています。
2050年には世界の人口は
4人1人がアフリカ人だと言われています。
その時、自分達の力でしっかりと稼げる国になっており
世界をリードしていく立場になっているのか?
もしくは、2050年になっても
『貧しい国々』と言われ、世界中から支援を受けているのか?
そのどっちになっているか?は
こらからアフリカの国々が、どこまでヨーロッパからの
影響力を小さくできるか?にかかっていると思っています。
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人口が4億人になると言われている
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