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Vol.0630:ナイジェリアのコロナウイルスとワクチンについて

この記事を読むのに必要な時間は約4分です。 弊社では下記の日時で
クリスマス休暇となります。
◆2020年12月24日(木)〜2021年1月6日(水)
お問い合わせは、2021年1月7日(木)から対応させて頂きます。

コロナウイルスの感染状況

これは昨年も記事にさせて頂きましたが
ナイジェリアでは、厳しいロックダウンの措置が
取られているものの、欧米のような深刻な状況には
なっていないです。
1日辺りの新規感染者数は増加しているものの
現在は1日1200人前後。

1日辺りの死亡者数も
増加はしているものの、それでも10人以下なのです。

人口が2億人を超える国で
先進国レベルの衛生状態を維持できない国としては
『感染は十分に抑え込めている』と評価できるレベルだと思っています。
ナイジェリアのこの状況は
ロックダウンの効果による所なのか?
もしくは、BCGの効果なのか?
(ナイジェリアは日本と同じタイプのBCG接種をしています。)
もともとナイジェリア人はコロナウイルスに強いのか?
それとも気温が関係しているのか?
専門家でもよく分かっていない状況です。
しかし現状は『危機的な状況になっていない』
と言うのがナイジェリアの『今』なわけです。
そして、そんなナイジェリアでは今月から
コロナウイルスのワクチン接種がスタートします。

コロナワクチンの接種開始

ナイジェリアでは
世界保健機関(WHO)が共同で主導する
グローバルアクセスプログラム(COVAX)に登録しています。
これにより、ナイジェリアでは今月
コロナウイルスのワクチンが約2000万回分
送られてくることになっています。
さらに、この辺りの新興巨大市場は
中国の包囲網がすごく
昨年はマスクを大量に中国からナイジェリアへ
送っていましたが
(そのマスクもかなり粗悪品だったようですが)
今年の中国はコロナウイルスのワクチン外交です。
現在、中国政府とナイジェリア政府は
中国産のコロナワクチンについて協議がされており
近々、それが合意される見通しです。
今後、ナイジェリアには
大量の中国産コロナワクチンが供給されることに
なると思います。

まとめ

ナイジェリアだけではなく
多くの新興国で、中国の
マスク外交やワクチン外交が広がっています。
ワクチンが効果があるものであれば
文句はありませんが
粗悪品のマスクで『支援』と言っているような国に
ちゃんとしたワクチンが作れるのか?
疑問はありますが、ナイジェリアの現状が
欧米並みにはなっていないと言うことや
思いのほか、ワクチン接種の時期が早かったので
今年の夏くらいまでには、経済を再開できるレベルまで
回復できるのでは?と思っています。
 
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