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Vol.0735:アフリカの法人税率一覧

この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

アフリカの法人税率一覧

エジプトやナイジェリアのような
巨大市場は、基本的には内需が大きくなり
『国が成長していく』ので、このような国は
自国の税金を下げたり、移民の優遇を作ったりして
外から資本と人を呼び込む必要がないです。
(中国やインドのように)
しかし、そうではない国は
シンガポールのように、税や移民の優遇を作ったりし
外から資本と人を呼び込み
国を成長させようとする傾向があります。
では、アフリカにはシンガポールのような国が
あるのか?と言うことなのですが
それを調べていくには
まずは、アフリカの国々の法人税率を見ていく
必要があります。
2020年12月時点での
アフリカ各国の法人税率は下記の通り。
チャド :35%
コンゴ :35%
赤道ギニア:35%
ギニア :35%
スーダン :35%
ザンビア :35%
カメルーン :33%
セイシェル :33%
モザンビーク:32%
ナミビア :32%
ガンビア :31%
モロッコ :31%
アンゴラ :30%
エチオピア :30%
ガボン :30%
ケニア :30%
マラウイ :30%
ナイジェリア:30%
コンゴ   :30%
ルワンダ :30%
セネガル :30%
シエラレオネ:30%
タンザニア :30%
ウガンダ :30%
南アフリカ :28%
スワジランド:27.5%
アルジェリア:26%
ガーナ :25%
コートジボワール:25%
ジブチ  :25%
レソト :25%
モーリタニア:25%
チュニジア :25%
ジンバブエ:24%
エジプト :22.5%
ボツワナ :22%
リビア :20%
マダガスカル:20%
モーリシャス:15%
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アフリカでシンガポールのような国になる可能性があるのは?

アフリカの法人税率を見て頂いて分かるように
まだ、アフリカにはタックスヘイブンのような
税金が極端に低い国はモーリシャスを除いて
ないのが現状です。
モーリシャスはもともとタックスヘイブンとしても有名なのですが
モーリシャスは資本は呼び込みたいものの
小さな島のため、人を呼び込みたいと言うわけではないです。
シンガポールのように
『人と資本を呼び込み成長したい国』と言う視点では
モーリシャスは違うかなぁ?と思っています。
では、アフリカにはシンガポールのような国になる
可能性がある国はないのか?
と言うことなんですが・・・・
いえ、あります!!!
私達はその可能性を『ジブチ』に感じています。
近年ジブチは、海外からの大規模直接投資を背景に
5%以上の高い経済成長を維持しています。
ジブチ港は、世界でも有数の海上貿易のチョークポイントであり
欧州と中東間の貿易ルートの要所です。
今後も積極的な外資誘致と共に、各国からの注目は続くと言われています。
そんなジブチの人口は約110万人。
そして、海外から資本を呼び込むために
ジブチ国内の売り上げに関しては法人税が25%かかるものの
ジブチ国外の売り上げに関しては、様々な特区があり
税金が安くなるようになっています。
ジブチの政策を見ていると
シンガポールと似ている所が多いのです。

まとめ

ジブチの人口が110万人と言うことを考えた場合
どう頑張っても、同じ土俵でエジプトやナイジェリアで
勝つのは不可能です。
しかし、内需中心の成長ではなく
外から資本と人を呼び込み、ジブチをハブに
アフリカ全土でビジネスをする場所
と言う視点で見れば
ジブチがアフリカの中で、大きく成長する可能性は
十分にあります。(実際、成長もしているので)
ジブチは、エジプトやナイジェリアとは
また違った面白さがあるではないでしょうか!?
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