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Vol.1016:砂不足が長期的な不動産価格のトレンドを作る

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砂不足の危機に直面!国連が警告!

先日、国連が砂不足について警告を出しました!

人類は「砂不足」の危機に直面している、と言ったらあなたは驚くだろうか。砂は、実は水に次いで最も人間に利用される天然資源だ。 その消費量は年間500億トンに及び、国連はこのままでは河川や海岸線を破壊し、小さな島々を消滅させる可能性さえあると警告している。危機回避に向け、砂浜の採掘禁止を含む緊急対策を呼び掛けた。 国連環境計画のパスカル・ペドゥッチ氏は、「地質学的速度で更新されている。人類は非常に速いスピードで採掘を続けている」と話す。 砂の採取がいったいどんな問題をもたらしているのか。 砂は、水に次いで世界で最も利用される天然資源だ。ガラスやコンクリート、建築資材などに使用されるが、その使用はほとんど管理されていない。つまり何十万年もかかる地質学的プロセスで形成されるよりも早く、人間は砂を消費しているのだ。 世界的な砂の消費量は過去20年で3倍に増え、年間500億トンに達した。これは1人当たり毎日約17キロに相当する。 砂の採掘は河川や海岸線を破壊し、小さな島々を消滅させる可能性さえある。 実際にスリランカでは、砂の採取が原因で川の流れが逆流する事態も起きている。その結果、海水が内陸に流れ込み、海水ワニ(イリエワニ)が現れるようになった。 こうした砂の採取は、建設資材を供給するために、世界各地で行われている。東南アジア最長の川であるメコン川は沈下を続けている。 「メコンデルタから砂が大量に運び出され、デルタが沈んでいる。  取水に海面上昇が重なり、陸地が減少し、肥沃な土壌で塩害が進んでいる。 そのためわれわれは多くの影響を目にするだろう。それこそがわれわれに迫りくる危機であり、回避すべきだ」 現在、砂の需要の中心はアフリカに移っているとみられる。湖や海岸から砂を採取し、都市建設を進めている。海岸では暴風雨など、気候変動の影響をより受けやすくなる危険性もあるという。 では、どのような解決策があるのか。 国連は、海岸での砂の採取を禁止し、海洋の生物多様性に害を及ぼす浚渫(しゅんせつ)に対して国際基準を設定するよう勧告している。 またコンクリートのようなリサイクル素材や採掘の際に出る廃棄物から砂を再利用することで、砂の需要を減らすよう求めている。Yahoo!ニュースより



ニュースの中には砂不足の原因として
『砂がガラスやコンクリートに使用されている』
書かれていますが、これはアフリカにいると
その実感が強くあります。

現にエジプトだけで見ても
新首都の開発面積だけで700k㎡。

これをゼロから不動産開発を行なった場合
いったいどれくらいのコンクリート量になるのか?

想像しただけでも恐ろしい量になります。

『えっ!?でも、エジプトは砂漠だから
砂はたくさんあるじゃん!!』


と思った方も多いと思いますが
砂漠の砂は、粒子が細かったたり
丸かったりするので、コンクリートには
利用できないのです。

コンクリートはセメントと土砂を混ぜて作りますが
土砂が繋ぎの役目を果たすので
粒子がある一定の大きさであることと
角が尖っていないければ、繋ぎとして
機能しないのです。

つまり、大量のある砂漠の砂は
コンクリートにはならないわけです。

アフリカで進む都市開発

アフリカ全体で人口が増加しており
2050年には、アフリカ全体で25億人。
世界の人口の25%がアフリカの人達になると
言われています。

そして、それに伴って
エジプトの新首都
ナイジェリアのエコアトランティク
などなど、アフリカのあちらこちらで
都市開発が行われています。

そして、この需要は数年で終わると言う話なのではなく
数十年は続くと見ています。

なぜなら、現在のアフリカ全土の人口は
約13億人。これが30年後にはほぼ倍増の
25億人になると言うことは

今後、30年で12億人の住宅が必要になるからです。

しかし、現時点で砂不足が問題になっていると
言うことを考えれば

今後は長期的に、建築資材の高騰が
トレンドのなる可能性が極めて高く

それが結果的に不動産価格の上昇に
繋がると見ています。

まとめ

ここに来て、国連から
砂不足が警告されたのは

アフリカで不動産投資をする投資家にとって
良い情報だったと思います。

もちろん、人類として
希少な砂資源をどう保護していくのか?
と言うことは考えないといけないことですが

しかし、投資家である以上
利益を追うのは当たり前の話ですので
砂が保護されたり、希少になればなるほど
不動産価格は大きく上昇すると言うことを
頭に入れておいても、損はないと思います。

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