Vol.1305:BRICS加盟はUAEの野望を加速させる!
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2024年1月1日からBRICSへ
来年の1月1日から
正式にBRICSに加わることになった
ドバイを含むUAE。
UAEの経済大臣は、BRICSの加盟について
インタビューで下記のように語っています。
BRICS加盟はUAE経済を後押しし
グローバル・サウスとの貿易関係を強化させ
世界と他の主要パートナーとの経済関係を
維持することも可能になると経済大臣は述べた。アブドラ・ビン・トゥーク氏は
「貿易を倍増させ」ながら
年間経済成長目標の達成に
引き続き注力しているとも述べた。ビン・トゥク氏はブルームバーグテレビのインタビューで
「アラブ首長国連邦にとってBRICS加盟国は非常に大きい。
それはまた、世界に対するUAEの多国間主義の支援を
大きく強化することになるだろう。UAEが常に
世界の貿易ハブであったように、私たちは
世界貿易に焦点を当てていきます。」と述べました。エミレーツ航空は多国間貿易関係を強化するだけでなく
包括的経済連携協定を通じて貿易関係も発展させ続けるだろう。シェイク・モハメッド大統領はこの動きを称賛した。
同氏はX(旧Twitter)に
https://www.thenationalnews.com/business/economy/2023/08/28/brics-membership-to-boost-uaes-trade-ties-with-global-south-minister-of-economy-says/
「我々はBRICS指導部のビジョンを尊重し
この重要なグループのメンバーとしてUAEが加わったことを高く評価する。
私たちは、世界中のすべての国と人々の繁栄、尊厳、利益のために
協力を継続することを期待しています。」と述べました。
搾取から発展へ
今後は、ドバイは
2033年に『世界の都市になる』
と言う10年目標をBRICSを利用して
加速させていくでしょう。
しかし、改めて考えさせられるのは
西側諸国の国々は、今まで
『どれだけの物を中東やアフリカ、南米から搾取し続けてきたのだろうか?』
と言うことです。
資源を安く買いたたき
安い労働力を利用し
権利を奪う。
西側諸国に奪われ続けてきた
『利益』が、もし各新興国にちゃんと配当され
それが自国で投資をできていたら?と
考えると、新興国の成長は
もっと早かったのではないか?
と思うわけです。
しかし今、この流れが大きく変わろうとしています。
まだまだ、多くの日本人は
・BRICSなんて信用できない
・BRICSに訳のわからない怪しい国が加わっただけ
と思っています。
では、日本の原油を含む多くの資源は
どこから買っているのでしょうか?
小麦を含む穀物は?
リチウムなどのレアアースは?
ほとんどがBRICSの国々から調達しているわけです。
BRICSの国々がなければ
もはや日本の経済はストップしてしまうのに
それでも『BRICSなんて信用できない』と
言うのは、おかしな話なのです。
そして、それを不当に日本を含む西側諸国が
搾取し続けてきたわけですが
それが終わる時
今までのように西側諸国は物を買えなくなり
BRICSは、正当な利益を受け取り
それが自国の大きな発展へと繋がる時代に
移り変わると思っています。