Vol.0131:セルビア共和国で破綻した銀行の数々

海外の銀行を検討する場合、私達は『ペイオフの制度』
あまり重要ではない考えています。その理由は『外国人が申請をすることのハードルの高さ』です。

これは弊社の経験したことですが、過去にオランダで銀行が破綻した際に
ペイオフの申請をしましたが
オランダ人は3ヶ月で預金が戻り私達は3年かかりました。

その理由は何か?

オランダ政府が準備しろと言った書類が海外では手に入らなく
政府は代わりの書類を認めなかったため
交渉に3年もの時間がかかりました。

例えるのであれば、日本に住んでいない日本語が分からない外国人が
日本で銀行口座を保有していて、現在の住所は海外。そしてその国では住民票の制度がない。
そんな中、保有している日本の銀行が破綻し
行政は『住民票がなければペイオフを適用しない』と日本語でアナウンスをしたとしたら
この外国人は対応可能でしょうか?

海外でペイオフを求めても
そもそも申請そのものが困難な場合が多いのです。

となると、ペイオフがあるないと言うことよりも
『銀行が上場している』と言うことが重要にはなってきます。

例えば、ジョージア共和国のバンクオブジョージアが良い例で
バンクオブジョージアはロンドンで上場しています。

上場していれば財務状況が分かりますし、危ない時は株価にそれが出ます。
ペイオフの申請ができないのにペイオフの申請を求めるよりも
常に株価をチェックしてご自身でリスクコントロールした方がいいと言うのが弊社の考えです。

しかし、例外もあります。
それは『ペイオフの制度の申請方法が分かっていて、かつ代理で(弊社が)申請をできる』
言うことであれば『ペイオフの制度は求めてOK』です。

それが『セルビア共和国』なのです。

これは偶然の産物ではありましたが
セルビア共和国ではペイオフの制度があり、預金は上限なしに
政府が全額保護をしています。

そして、過去に破綻した銀行がどれだけあるのか?と言いますと
それが・・・・・

* Dafiment banka (May 1993)
* Jugoskandik (July 1993)
* BB Slavija banka (October 2001)
* Beogradska banka (January 2002)
* Beobanka (January 2002)
* Jugobanka (January 2002)
* Investbanka (January 2002)
* Borska banka (February 2004)
* Valjevska banka (November 2004)
* JIK banka (April 2005)
* Srpska komercijalna banka (December 2005)
* Control banka (January 2007)
* Medifarm banka (January 2007)
* Zepter banka (May 2007)
* KOMBANKA (June 2007)
* MONTEX banka (July 2007)
* Raj banka (November 2007)
* AIK Banka Senta (January 2008)
* BC BANK CREDIT (May 2008)
* GOLD INTERNACIONAL BANK (October 2008)
* Astra banka (October 2008)
* YUEKIBANKA (January 2009)
* Razvojna banka Vojvodine (2010)
* Agrobanka (May 2012)
* Nova Agrobanka (October 2012)
* Privredna banka (October 2013)
* Univerzal banka (February 2014)
* Jubanka (December 2017)
* Jugobanka Jugbanka (April 2018)

これだあるわけです。
(これだけ多いのは、2000年前後は国の情勢が不安定だったこと。2008年以降は金融危機の煽りです。)
しかし、政府はこらら全ての預金を上限なしに保護していますし
これだけの事例があったからこそ

私達は『どのようにして申請を行い、それが代理でできる』と言うことが分かったわけです。
なので、セルビア共和国の場合は
『銀行にペイオフの制度を求めてもOK』なわけです。