Vol.0342: カルロス・ゴーン氏について

弊社のオフィスもあるジョージア国では
ヨーロッパとは少しクリスマス休暇の時期がずれており
現在、ジョージア国ではクリスマス休暇中です。
(弊社がではなくて、ジョージア国が)

そんなジョージア国の新年を祝う映像が下記です。

参照:BCG_Georgia公式アカウントより

これは首都トビリシの映像ですが『すごっ!!』と、弊社も素直にびっくりしました。
弊社の公式Twitterアカウントはジョージア国のニュースに特化させていますので
ジョージア国に興味のある方はフォローをお願いします。

2020年になり、弊社の業務も今週からスタートしていますが
クライアントとの話題はもっぱら『カルロス・ゴーン氏』のことばかりでしたので
(弊社はそれほど興味はないのですが、「どう思いますか?」と質問を頂くことが多いです)
ブログでも書かせて頂こうと思います。

素直な感想として、弊社は日産の関係者ではないので
クライアントから質問されても『よく分からない』と言うことなのですが

まず、日本の司法制度では

逮捕→送検(検察に身柄を)→起訴(もしくは不起訴)→裁判→有罪(もしくは無罪)

となっていくわけですが、ゴーンさんの場合は
まだ裁判も終わっていないので『犯罪者なのか?犯罪者ではなく無実なのか?』
誰も分からないと言うことです。

なぜなら、それを決定をさせるのは裁判が終わった後の
判決で決定をするからです。

つまりゴーンさんは『推定無罪』なわけです。
(推定無罪とは何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定されるという、近代法の基本原則です。)

そして、昨夜のゴーンさんの会見でゴーンさんも語っていたように
検察には守秘義務があるにも関わらず、ゴーンさんが不利になるような情報ばかり
マスメディアにリークをし
『推定無罪にもかかわらず、ゴーン氏を犯罪者のように報道ばかりする日本の司法制度』
ゴーンさんが絶望するのもよく分かります。

実際、これがもし逆であればどうでしょうか?

例えばですが、日本を代表するような大手上場企業のトップが
レバノンで意味の分からない罪で逮捕され不当に監禁されている。
このままでは、レバノン政府に無理やり有罪にされそうで
そんな中、脱獄し日本へ不法出国で逃げてきた!

おそらく多くの日本人は、そのことに同情し
多くの日本人は『レバノン政府批判』をするのではないでしょうか?

偏った物の見方をするとこうなってしまうと思っています。
ゴーンさんが本当に犯罪を犯したのかは分かりませんが
推定無罪である以上、犯罪者ありきの報道は違いますし
ゴーンさん批判も違うと思っています。

このことは、ゴーンさんの弁護団で弁護士の高野氏がブログで語っています。

参照:刑事裁判を考える高野隆@ブログ「彼が見たもの」

本質的なことは何のか?それを見る目と言うのは
ゴーンさんの事件に限らず、投資の世界においても重要な要素だと考えています。

偏った物の見方ではなく、様々な角度で物事を見なければ
けして本質は見えてこないです。

ゴーンさんの会見が終わり、日本のマスメディアは相変わらず
ゴーンさんを悪者にし『無実なら日本で裁判を受けるべきだ』一点張りですが
海外メディアの報道は様々です。

例えば、下記のメディアは

参照:Bloomberg Opinionより

ゴーンさんは日産の幹部や取締役よって署名された内部文書を持っており
それは日産が会社として報酬をゴーンさんに支払うことを承認したことを示しているようだ。
しかし、会見ではその資料がスクリーンに一部映し出されただけなので
内部文章を全て見てみないと分からない。

と報道しているのです。

おそらく、ゴーンさんは
今後、この内部文章の全てを公開するのではないか?と思っていますが
もし公開され、その内容を見た時
悪いのがゴーンさではなく、日産側だった場合
事実が分からないのに、ゴーンさんを徹底的に悪者の仕立て上げた
日本の検察、マスメディアこそが本当の悪者ではないのか?
と思うわけです。