Vol.0413:FAOはコロナウイルスで食糧危機を警鐘!
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FAOとは?
国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture
Organization)は
飢餓の撲滅を世界の食糧生産と分配の改善と生活向上を通して
達成するのを目的とし、国際連合の専門機関の一つです。
主にその活動は先進国と発展途上国の両方で行われ
国際的な農業水産林業に関する政策提言および協議をする際に
各国が公平に話し合えるプラットホームとしての役割も果たしています。
国際連合食糧農業機関(FAO) は、他にも知識と情報を蓄積する
役割も担っており、発展途上国が農業水産林業分野で技術改善を進めて
その結果として発展途上国の一般市民がより栄養価の高い食物を
入手できる手伝いをしています。近年は食糧安全保障を重要課題として掲げ
様々な国際的な調査に基づき、世界各国の農林水産業への勧告などを行ってます。
参照:FAOのHP
コロナウイルスで食糧輸出の禁止へ
世界中にコロナウイルスで広がったことで
各国が自国の食糧を優先させるために
食糧の輸出禁止が広がっています。
輸出制限に動いた国。
・ロシア
・ウクライナ
・カザフスタン
・ベトナム
・セルビア
参照:DW.COMより
FAOはコロナウイルスで食糧危機になると警鐘
国連食糧農業機関(FAO)は
世界的なコロナウイルスの感染が
『迫り来る食糧危機を引き起こす可能性がある』
と警告しています。
現時点では食糧供給の混乱は「最小限」であり
「世界がパニックを起こす必要はない」ことを強調しながら
国連食糧農業機関(FAO)は、世界の食糧システムは
今後数週間にわたって脆弱になる可能性を警告しました。
国連食糧農業機関(FAO)によると
『国境の閉鎖と世界貿易の混乱は
すでに物流のボトルネックを引き起こしており
検疫とその場での避難場所の規制により
農家や食品加工業者は農産物、特に果物や野菜を処理できなくなっています。
肥料や動物用医薬品などの農業資材の不足は、食料生産にさらに影響を与える
可能性があります。これらの要因はすべて、4月と5月に
食品サプライチェーンの混乱を引き起こす可能性があります。』
と、国連食糧農業機関(FAO)のHPで警鐘しています。
※国連食糧農業機関(FAO)のHPより※
まとめ
国連食糧農業機関(FAO)も言うように
現時点では問題は起きていないです。
しかし、事実として輸出制限に動いた国があり
コロナウイルスの問題が長期化すれば
『食糧危機を引き起こす可能性がある』には
その通りだと思います。
その時はもし起きた場合
世界的に食料自給率が低い国は厳しい状況に
追い込まれる可能性もあります。