Vol.0482:法人設立の際のノミニーとは?
〇この記事を読むのに必要な時間は約3分です。
ノミニーとは?
タックスヘイブンと呼ばれるオフショア地域では
昔から法人設立の際に『ノミニー』と呼ばれる物が
利用されてきました。
ノミニーとは?
法人の役員や株主を第三者名義で登記できる制度のことです。
『名義上の役員』をノミニー役員
『名義上の株主』をノミニー株主と言います。
会社定款や会社謄本にも、実際のオーナー情報は記載されず
匿名性を高めるための制度です。
ちなみに、このノミニーと言うスキーム
多くの国では法律で認めているわけでもないです。
しかし、違法だとも定義はしていません。
違法か?合法か?の判断は
『法律』があって初めて成立をがします。
いわゆるグレーゾーンと呼ばれるような
制度がノミニーなのですが
多くのオフショアでは
意図的にそのようなしている感はあります。
法律で認めてしまえば
国際社会の中で、批判の的になってしまう。
しかし、禁止にはしたくはない。
と言う中で、維持されている制度です。
ジョージア法人でもノミニーが利用可能
現在、弊社でサポートしているジョージア法人でも
参照:ジョージア法人設立サポート
ノミニーと言う方法で方法で法人登記が可能です。
これは、ジョージアだけではなく
セルビアやナイジェリアでもOKですが
やはり、こちらもノミニーと言う法律は存在はしなく
しかし『違法性はない』と言う理解です。
まとめ
多くの方が『ノミニー』と言う法律が
存在していると考えていますが
実際は法律が存在するわけではないが
『認めている』と言う国のが大半です。
法律がある、ない
国が認めている、認めていない
など、何が違うんだ?
少し言葉がややこしいとですが
そのような曖昧な中にある物だと言うことですね。
話が変わりますが、今日
こんな写真を見つけました。
ジョージア最大の山岳リゾート
『グダウリ』の写真です。
グダウリの山頂は3000mを超え
そこまでリフトで行ける、世界でも数少ない
スキー場です。
そして、天気次第では
この写真のような『絶景』が見ながら
滑ることができます。
スキー、スノーボードをする方であれば
是非、この景色を見に訪れて頂ければと思います。