Vol.0536:夫婦間のトラブルは殺人事件までに発展する!?
〇この記事を読むのに必要な時間は約5分です。 世界中で起きる殺人事件の
約6割が家族間で起きている
事件だと言うことをご存知でしょうか?
殺人事件と言うと
どうしても、極悪な人による
第三者によって起こされるような事件の
イメージがありますが、データーが示す数字は
約6割が家族間で起きているわけです。
なんとも悲しいお話ですが
愛情と恨みは常に表裏一体であると言う
ことなのでしょう。
ここからが本題です。
夫婦間でトラブルを想定していますか?
資産運用を夫婦で一緒に考え
資産を一緒にして、運用すると言う方は
とても多いです。
バラバラに運用するよりも
一緒に運用した方が効率がいいので
この方法は正解です。
しかし、そのデメリットも考えていますでしょうか?
『一緒に運用した方が効率がいい』
と言うことをメリットと考えるのであれば
デメリットは何のなのか?
それは、夫婦が夫婦でなくなった時
一緒に運用してきた資産はどうするのか?
と言うことです。
多くの夫婦は
『別れた時、資産の分配をどうするのか?』
決めていません。
それは『別れるつもりはない』と言うことが
前提にあるからだと思います。
そりゃーそうですよね。
最初から別れるつもりで結婚する夫婦が
どこにいるんだ?と言うことです。
しかし、現実は約4割の夫婦が離婚をしており
『別れる』と言うことは無視できない数字になっています。
男女の食い違い
話し合いができていない夫婦の食い違いとして
下記のような食い違いが多いです。
離婚するとなった時
男性側が『俺が稼いだお金なんだから資産は全部俺の物だ』
と主張し
女性側は『夫婦なんだから均等に50:50で割るべきよ』
と主張します。
不思議なことに
揉める夫婦は、だいたい同じ主張をします。
そして、この夫婦の食い違いの溝が
埋まることは100%ありません。
これはなぜか?
理由は単純で
『離婚をするくらいなので、夫婦仲が過去最高に悪い』からです。
お互いがお互いを嫌い
恨みを持っている人までいる。
そんな状況で
『お金の話』をまとめれるわけないです。
なのでこの話は法的な話になってきます。
裏で連絡してくるのはだいたい男性
法的な話になった場合
男性側が主張する
『俺が稼いだお金なんだから資産は全部俺の物だ』
と言うことには、まずならならいです。
なので、揉めている時に
裏でこっそり弊社に連絡をしてくるのは
『男性』です。
『今、夫婦で揉めていて多分、離婚をする。嫁には
一切の資産をあげたくないから、何とかならないか?』と。
これを読まれているクライアント様の多くは
『えぇ〜そんなひどいやつがいるんですか?』
と思っていると思います。
それは皆様の夫婦関係が良好であり
仲が良いからです。
仲が良い夫婦から離婚する夫婦に
なった時、それは『同じ夫婦ではない』
と考えておかないといけません。
弊社はどちらの立場にも立たない
夫婦で揉めた時
弊社が『どちらかの立場に立つ』と言うことは
絶対にありません。
それは、ご主人様も奥様も
どちらも弊社のクライアント様だからです。
仲が良かった時の夫婦を見ていると弊社としては
とても悲しいお話ですが
こればかりは、男女の問題なので
どうすることもできません。
夫婦の合意があるか?
もしくは、法的な決定の元
弊社は動くことになってきます。
まとめ
夫婦の仲が悪くなってからでは
『お金の話』は絶対にまとまりません。
お互いが嫌いになってしまっているので。
だからこそ、仲が良い時に
『もし、万が一離婚するとなった時
資産はどうする?』と言う話し合いを
して頂きたいと思っています。
そして、それを書面にして残しておくべきです。
もちろん、夫婦が最後まで仲が良いことが
理想ではありますが、リスクに備えることは大切です。
冒頭で
『世界中で起きる殺人事件の
約6割が家族間で起きている』
と書かせて頂きましたが、このほとんどが
お金に関するトラブルからです。
それくらい、お金は人の心を変えてしまいます。
仲が良かった夫婦を知っている弊社としては
お金で揉めるお二人を見たくはないです。