Vol.0538:日本で子供が産まれない根本的な問題
〇この記事を読むのに必要な時間は約5分です。 例えば、漫画を読むとか
ゲームをするとか、などは
一見すると無駄な時間を過ごしているようにも
見えます。
しかし、新しいアイデアや仕事で
高いパフォーマンスを出すにには
無駄な時間も1日の中で必要だと言われています。
これはどう言うことなのか?と言う
例えば、言葉は悪いですが
『意識が高い』と言われている人達は
朝から積極的に活動し
移動時間も1分も無駄にしないで
勉強などをしていたりするわけです。
それがダメだと言うことではないのですが
朝起きて、寝るまで無駄をなくし
徹底的に追い込んでいる状態だと
脳がリラックスをしている状態がなく
それだと新しいアイデアは出にくいと言われています。
つまり、何か問題に直面している時
何か新しいアイデアを模索している時
などは、一見無駄に見えるような行動でも
脳をリラックスさせることで
『そうだ!』と言うようなアイデアが出やすくなるそうです。
ここからが本題です。
日本の少子化の根本的な問題
日本では長年、少子化対策が議論をされてきました。
・日本人男性は家事への参加率が悪いからダメなんだ
・保育園が充実してないからダメなんだ
・もっと子育て支援がないとダメなんだ
・もっと安心して子育てができる環境に
などなど。
しかし、これらは本当にそうなのでしょうか?
下記は厚生労働省が出している
年間で産まれた子供の数の推移です。
1974年には年間で産まれた子供も数が200万人
を超えていましたが
最新のデーターでは100万人を割ってしまいっています。
ここで1つの疑問が。
日本の1974年は
・日本人男性は家事への参加率が良かったのでしょうか?
・保育園は充実していたのでしょうか?
・子育て支援があったのでしょうか?
・安心して子育てができる環境があったのでしょうか?
1974年と今を比べた時
あきらかに、今のが様々な面で充実しています。
と言うことは
子供が産まれていないのは
もっと別の問題があると言うことです。
生涯未婚率の増加
1974年をピークに日本では
そこから年々、産まれてくる子供の数が
減り続けているわけですが
それと同時に、増加をしている数字があります。
それが生涯未婚率です。
1970年代と比べると
生涯未婚率は7倍以上に膨れがっています。
日本は子供がどうのこうのではなく
『そもそも結婚していない』のです。
結婚しない理由
結婚をしない若者に対して
国は『安心して子育てをできる環境がない』から
と言っていますが、本当にそうでしょうか?
正直な話、子供が欲しい人は
国の支援などなくても、子供は作ります。
だって、子供が欲しいので。
結婚をしない若者は
『独身が幸せ』なのです。
今の時代、ネット環境の充実で
誰とでも簡単なつながる社会になりました。
それが『楽しい』『幸せ』だと感じてる
若者は絶対に結婚しません。
そりゃそうですよね?
人は皆『幸せになりたい』と願うわけです。
今『幸せな人』が、なぜ結婚して子供を作り
生活環境を大きく変える理由があるのでしょうか?
まとめ
昔は『結婚をして子供を作る』と言うのが
『幸せの形』の王道だったと思います。
しかし、時代も変わり
『幸せの形』は多様化しました。
『独身でも幸せ』と言う価値観が
社会の中で、浸透してきたと思います。
そして、その価値観を国は変えることはできないですし
変える必要もないと思います。
(そもそも変えられないですが)
つまり、今、日本が置かれている状況は
国がどれだけ頑張っても変わることはないと
言うことです。
人の価値観が変わってきたら話は別ですが。