Vol.0754:エジプトの外貨準備高と為替相場
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外貨準備高とは?
外貨準備高とは
各国の通貨当局が保有する流動性の高い
外貨建て資産(外国債券や外貨建定期預金など)の
残高のことです。
輸入代金の決済や対外債務の返済に充てるほか
外国為替相場の急激な変動を制御し
安定させるための為替介入に用いるために準備されております。
本題に入る前にお知らせです。
今一押しのエジプト不動産投資のブログ記事は下記。
参照:Vol.0717:エジプトのGDPは世界第7位へ!!
参照:Vol.0718:最悪の危機を脱したからこそ、今がチャンス!!【エジプト投資】
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為替介入の流れ
政府当局が為替介入に入る流れを見てみると
分かりやすいと思いますが
日本銀行(日銀)は、日本の通貨『円』を
理論上は無限に印刷をすることができます。
しかし、アメリカドルやユーロなど
他国の通貨を印刷をすることはできません。
これは他の国でも同じです。
アメリカの中央銀行が印刷できるのは
『アメリカドル』だけです。
で、例えば
ドル/円の相場で
1ドル100円→1ドル90円→1ドル70円
→1ドル50円→1ドル40円
と、『円高』になっていき
政府が『これ以上の円高は経済に悪影響』と判断をすれば
『為替介入』に入るわけですが
この時の為替介入は行き過ぎた『円高』を『円安』に
誘導をしたいわけなので
『手持ちの円を売却して、ドル(外貨)を買う』と
言う行為を行うわけです。
日銀であれば、無限に『円の印刷』ができるわけなので
理論上は『円安に誘導させる為替介入に無限に入れる』と
言うことになるわけです。
しかし、逆のドル/円の相場
1ドル100円→1ドル110円→1ドル130円
→1ドル150円→1ドル200円
と、『円安』になっていき
政府が『これ以上の円安は経済に悪影響』と判断をすれば
『為替介入』に入るわけですが
この時の為替介入は行き過ぎた『円安』を『円高』に
誘導をしたいわけなので
『手持ちの外貨を売却して、円を買う』と
言う行為を行うわけです。
しかし、日銀は円を無限に印刷できたとしても
他国の通貨(外貨)を印刷することはできないため
保有している外貨の量しか『為替介入』に入ることが
できないのです。
そのため、外貨準備高が多いと言うことは
行き過ぎた『円安』にも『円高』にも
対応できるため
結果『通貨価格の安定』と言う所に繋がってくる
わけです。
エジプトの外貨準備高が増えている
下記のチャートはエジプトの外貨準備高の推移です。
参照:TRADING ECONOMICSより
2011年以降に大きく外貨準備高が減少したのは
エジプトで大規模反政府デモ『アラブの春』が影響している
わけですが、その後
エジプト経済は落ち着き、2018年は外貨準備高が
増加へと向かいます。
(2020年に減ったのはコロナの影響です)
そして、この外貨準備高と合わせて見せて頂きたいのが
『為替のチャート』です。
加速するエジプトポンド高
下記は、ドル/エジプトポンドの為替チャートになります。
参照:Investing.comより
2016年に急激にエジプトポンド安になったのは
以前にもブログで書かせて頂いていますが
エジプトでは長く『固定相場』でしたが
アラブ春以降、政治も経済も不安定になり
他国からの『緊急融資』が必要になりました。
そしてその条件が『変動相場への移行』だったため
本来、ゆっくりと行うべき『固定相場から変動相場への移行』を
急に行なったため『エジプトポンドが大暴落』をしてしまったのです。
しかし、その後のエジプトは経済も政治も安定をし
順調な経済成長へと向かい
2018年以降には外貨準備高が増加へと向かっていきます。
もう1度、為替チャートを見て頂きたいのですが
エジプトポンドが大暴落をし
再び『エジプトポンド高』へと向かい出したのは
外貨準備高が増え出した2018年からなのです。
今のエジプトポンドは
外貨準備高が増えれば増えるほど
エジプト高に向かう傾向なのです。
まとめ
これも過去にお伝えさて頂いていますが
エジプトの不動産は『エジプトポンド建』なので
不動産を買いたいと思っている方は
『エジプトポンド』を準備しなければなりません。
つまり、外国人からすれば
エジプトポンドが安ければ安いほど
『エジプトの不動産が安く買える』と言うことです。
そして、購入して売却をするのであれば
購入した時よりも、エジプトポンドが高い方が
リターンは大きくなります。(外国人投資家の場合)
さらに、今のエジプトポンドは
外貨準備高が増加すれば、エジプトポンド高に向かう傾向にあり
今のエジプトポンドはコロナの影響で
観光客も減少し、外貨獲得手段が減っています。
しかし、世界のコロナの状況は
ワクチン接種が始まったことで、落ち着きを取り戻しつつあり
おそらく、来年には『海外旅行』も再開されると思われます。
それは、再びエジプトの外貨準備高が増える気かっけともなり
エジプトポンド高が加速すると思われます。
となると、今、このタイミングこそが
『エジプト不動産を購入する最大のチャンス』だと言うことです。
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