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Vol.0797:ジョージア×NFT

この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

ワインの管理にNFTを活用

ジョージアの名産品の1つでもワインですが
ジョージア政府はワインの管理に『NFT』
活用しようとしています。

東ヨーロッパ、ジョージア(旧グルジア)共和国政府が自国産のワインをブロックチェーン技術を活用してトレーサビリティや売買を行うとして、米コインデスクが7月20日報じた。
ジョージア政府はブロックチェーン取引プラットフォームを提供するノルウェーのWiVテクノロジー(WiV Technology)と提携した。これにより同政府はこのプラットフォームを利用してワインの産地などの来歴とワイン自体を示すNFTをミント(鋳造)することで、投資家や愛好家がそのワインの出所を追跡したり、ワインに紐づいたNFTを売買できるようにすることを計画しているようだ。
ジョージアは世界最古のワインの生産地として知られており、ワイン造りは古来の伝統的な「クヴェヴリ製法」で行われている。同国政府は今回の取り組みを「自国のワインをより多くの人に知ってもらい、その評価を高めることを目指している」とコインデスクに説明したとのことだ。
またまたコインデスクによると、ジョージアでは全てのワインに認証を義務付ける新たな法律案が議会で可決されたばかりとのことで、WiVテクノロジーのCEOであるトミー・ジェンセン(Tommy Jensen)氏は今回の取り組みについて「ジョージアにとって大きなメリットがある」と語ったとのことだ。あたらしい経済より
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ジョージア政府の対応の遅れ

ジョージア政府は仮想通貨に対しては前向きで
例えば、不動産の登記をブロックチェーンで管理をしようしていたり
(現在、開発中です)
今回のNFTを利用した『ワインの管理』など
さまざまな仕組みを行政に活用していく方針を示しています。
そして、このことが多くの人に1つの勘違いを生みます。
それは『ジョージアは仮想通貨と銀行の連携が取れている』と。
ジョージア政府は、仮想通貨の活用に前向きであることは事実ですが
1つの問題点として
『ジョージアは仮想通貨と銀行に関する法整備』が遅れています。
何がビジネスをしようと思った場合
今の経済の仕組みでは『銀行口座なし』ではビジネスができないのは
間違いなく、そして仮想通貨だけで回ると言う経済の仕組みが
できていない以上、どうしても
『仮想通貨⇔法定通貨』の両替が必要であり
そのため『銀行口座に仮想通貨を法定通貨に両替した受け入れ』
必須なのです。
しかし『仮想通貨と銀行に関する法整備』が遅れているため
銀行は『マネーロンダリング』を恐れ
仮想通貨関連の送金を『拒否する』と言う動きを見せています。
この銀行の動きが、ジョージアでの仮想通貨関連のビジネスを
邪魔しているのは事実で
銀行がこれに対応するためには
ジョージア政府が法整備をし、銀行が仮想通貨関連の
ビジネスを受けれるようにする必要があるのです。

まとめ

ジョージアの仮想通貨関連のニュースが
出る度に、どうしても『ジョージア=仮想通貨のビジネスがしやすい』
と思ってしまいますが
まだまだ、今の世界経済では
銀行口座なしではビジネスが成立しないため
そこの法整備が成立しない以上は
『ジョージアが仮想通貨でビジネスがしやすい国』
とはならないです。
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