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スエズ運河経済圏（SCZone）とは？

エジプトのスエズ運河は
地中海と紅海を繋ぐ
重要な航路であり
欧州からスエズ運河を抜けて
アラビア海へ船を出すのと
欧州から南アフリカ周りで
アラビア海へ船を出すのでは
10日以上の差が生まれます。
さらにアラビア海の先にある
アジアとなれば、この差はもっと大きくなります。

現在スエズ運河は
世界の海上貿易の8％が
毎年通過していると言われており
今後、アジア市場、アフリカ市場が
大きくなるつれ、さらに拡大するとも
言われており、世界の海上貿易にとって
『スエズ運河』は『最重要運河』となったのです。
そんな、重要な運河を抱える
エジプト政府は
『スエズ運河経済圏（SCZone）』と言う政策を
打ち出しています。
地中海と紅海を結ぶ海路に沿って
広がる約460k㎡の土地を
『スエズ運河経済圏（SCZone）』とし
投資家に優しい環境を組み合わせることで
海外からの直接投資を呼び込むことを
目的としています。
また『スエズ運河経済圏（SCZone）』は
スエズ運河だけではなく
アフリカ全土に広がる高速道路
『トランスアフリカンハイウェイネットワーク』
にも、リンクをしており
参照：Vol.0819:2024年、エジプトと南アフリカが繋がるビックプロジェクト!!!
エジプトをベースに
海路で欧州、アジアへ。
陸路でアフリカ全土へ。
と、世界のハブとなることを目標としています。
それが『スエズ運河経済圏（SCZone）』
なのです。
本題に入る前にお知らせです。
今一押しのエジプト不動産投資の
ブログ記事は下記。
参照：Vol.0717:エジプトのGDPは世界第7位へ!!
参照：Vol.0718:最悪の危機を脱したからこそ、今がチャンス!!【エジプト投資】
参照：Vol.0806:ランボルギーニの特別な部屋
参照：Vol.0827:エジプトの賃貸契約書には『毎年7%賃料が上がる』と書かれている!!
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4つの工業地帯に集まる各国政府

『スエズ運河経済圏（SCZone）』の中には
現在、4つの工業地帯があります。
2018年5月、エジプト政府は
工業地帯の一部のエリアで
ロシアの製造業社が工場を建設できるように
ロシア政府と50年間の契約を締結しました。
しかし、このエリアに注目するのは
何もロシアだけではありません。
トルコ政府、中国政府も
すでにこのエリアに進出をしていますし
民間企業の動きも活発です。
欧州の自動車メーカーである
メルセデスベンツは『スエズ運河経済圏』で
ロジスティックセンターを建設することで
契約を締結しました。
参照：Egypt Independentより

まとめ

『スエズ運河経済圏（SCZone）』を
欧州、アジア、アフリカを繋ぐ
重要拠点と考える
政府、民間企業はとても多いです。
事実、それは間違っていないと思います。
世界の中で
これほど、利便性が良い場所は
それほど多くないです。
そして、何よりもこの
『スエズ運河経済圏（SCZone）』が
優れているのは『自然災害』が少ない
ことです。
自然災害が多いエリアは
正直、製造拠点としては向いていないです。
エジプトは年間降水量が
80mmを超えるエリアが
ほとんどないと言う国です。
ちなみに、世界の
平均年間降水量は880mm。
日本は1718mmと言われています。
エジプトは
ほとんど雨が降らないですし
地震もほとんどない。
地震がほとんどないので、津波も起こらないですし
火山も爆発しなければ、台風も来ないです。
製造拠点、物流拠点として考えた時
これほど優れた場所は
なかなかないと思います。
だからこそ、この場所に投資マネーが集まるのです。
 
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