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Vol.1352:【緊急】エジプト不動産で発生したとんでもない事件!知らないと政府に不動産を没収されます!

この記事を読むのに必要な時間は約5分です。

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事件の概要

弊社のyoutubeを見てくれている方から
ご相談あり、とても重要なことなので
その内容をシェアをさせて頂ければと思います。

まず、エジプト国内では
不動産を登記する仕組み
しっかりとあって
『エジプトの新首都』では
不動産の登記はしっかりと行わないと
いけないことになっています。

しかし、それ以外のエリア
カイロやギザなどでは
不動産はまともに登記すらされていません。

それはなぜか?

社会主義時代の闇歴史でもありますが
社会主義時代に土地を無料で配っていた時代があり
国民が勝手に『ここは俺の土地だ!』
無計画に不動産を建設していて
その際に登記がされず
今の状態になってしまったのです。

そこから、エジプト人達の中には
不動産の契約書を裁判所に登録する
みたいなことをして
『契約があった!』みたいなことを
証明する手段として、裁判所を利用する人達も
出てきてますが
けして、これは登記ではないです。

正直、この辺りの

歴史や仕組みを知らない人が多く
それで騙される人は多いです。

本題ですが、では何があったのか?
と言うことですが、事件の内容は下記です。

エジプトの不動産仲介会社:
「エジプトの不動産を買いませんか?」
「数年で2倍から3倍になりますよ!」

投資家
「数年で2倍から3倍になるなら買います!」
「不動産の登記などもサポートをしてもらえるのですか?」

エジプトの不動産仲介会社
「はい!もちろんです!」
「裁判所に提出をして、しっかりと登記をしていきます!!」

投資家
「それなら安心だわ!」
「では、お願いするわ!」

ここまでが
『エジプトの不動産仲介会社』『投資家』
簡単な話の流れになるのですが

ポイントはこれです。
エジプトの不動産仲介会社が言った
裁判所に提出をして、しっかりと登記をしていきます!!
は、登記ではなく
あくまで『不動産の売買契約があった』と言う
契約書の証明があっただけで
それを投資家は『登記がされた』
勘違いしてしまったことです。

そして、ここから大きな事件に発展をしていきます。

投資家が購入した不動産は
投資家は『登記がされた』と思い込んでいましたが
実際には登記はされておらず
法的には『誰も所有者がいない無登記の不動産』
言う状態でした。

そしてそのエリアが
政府の再開発エリアに指定され、登記がされていない
不動産は、全て政府の物となり、なんと
購入した不動産も政府の物となってしまったのです!

登記をしなかった投資家が悪い!

当然、投資家は怒り狂い
『この不動産は私の物だ!!』
主張するわけですが

エジプトの法では
『不動産は登記をしないといけない』
ことになっており、登記がされていないのであれば
それは『国家の物』となってしまうわけです。

今回の件は、政府の対応は
何一つ間違っていません。

投資家は登記がされていなかったとしても
『不動産の売買は本当に行われた!それを証明する契約書は
裁判所に登録されている!』
と主張をするわけですが

そもそもとして『登記がされていない』時点で

『不動産の所有者としては認められない』
『その売買契約書が無効である』


となってしまいます。

簡単にポイントをまとめると

①登記がされていない不動産は政府の物。つまり
法律上は政府が所有権を持っていることになります。

②不動産の所有権者がいない所で
勝手に不動産売買をしても、その売買は
認められないよ!なぜなら、その売買契約書には
不動産の所有権者の名前がないので!


と言うことなのです。

なので、この事件は
どう足掻いても、投資家に勝ち目はなく
法的にもエジプト政府が正しく

投資家の全損が確定したと言うことに
なるわけです。

この事件から、私達が学ぶことは2つです!

①不動産の登記はしっかりと行う!!
②裁判所は不動産の登記をする場所ではない!!


この2点になります!!

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