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Vol.1374:被害額25億円超「コンゴ投資」で資金集め逮捕…容疑者が語っていた「そろそろドバイかシンガポールに」得意満面の日々

この記事を読むのに必要な時間は約5分です。

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詐欺師はなぜドバイに集まる?

少し前に
『コンゴ投資』の詐欺師が『ドバイに移住をしたい』
と言うような記事が出ていました。

何百億という金が入るんだ、と契約書を見せながら得意満面に話してくれましたよ。
なんの契約書だったのかは知りませんが。
こう明かすのは、ラッパーで実業家のTOMORO氏。
警視庁は10月13日、アフリカ・コンゴ共和国でレアメタルの
採掘事業をおこなう会社の売却に必要なボーリング調査への出資名目で
投資家らから4億5500万円を集めた
投資会社「SQUAREDESIGN」社長・船越洋平容疑者(34)ら4人を
出資法違反容疑で逮捕したと発表した。
複数のメディアの報道によれば、船越容疑者は
同じ容疑で逮捕された神戸市内の金属販売会社
「アドヴァンス工業」社長の樽本貴司容疑者(47)と共謀し
樽本容疑者の経営する会社のコンゴ子会社が買収されれば
多額の売却資金が入るとして、子会社の株式を1口500万円で販売していたという。
大手紙司法担当記者が解説する。
「売却が不調なら、親会社が買い取るから損害は出ないなどと
2021年ごろから、勧誘していたようです。
しかし、現在も子会社は売却されず、また、株式を買い取った事実もありません。
コンゴには1億円が送金されていますが、そのほかの集めた資金が
今、どうなっているかもわかっていません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5dc44bf69cf27bad376cd44eb9049ee04b0511f0

この手の詐欺師のように
『ドバイに移住する』と言うのは

日本に限らず、今のドバイでは
世界中の詐欺師が同じような行動を
取っているように思えます。

では、なぜ詐欺師達がドバイを目指すのか?

と言う理由を考えた時、それは

『審査なしで誰でも簡単に、そして素早くビザが発行される』

と言う所が大きいと思っています。

移住がしやすいと言われている国でも
ビザの発行までには、数ヶ月かかることが多いですが

ドバイでは、それが数週間で完了してしまいます。
また、特に審査があるわけではないので
『国際テロ組織のメンバー』とかで登録されてない限り
ほぼ100%ビザが出ます。

詐欺師の状況にもよると思いますが
まだ、警察に逮捕をされていなく
『これから捜査が始まる』と言う状況であれば

詐欺師の心理としては
『警察の捜査が迫っている中、早く捜査から
逃げるために、海外へ移住したい』
と言うのは
当たり前の話で

移住手続きが早いドバイへ向かう流れとなるのです。

生活資金も移転させやすい

ドバイに移住が素早くできたとしても
ドバイで生活をするためには
『資金』が必要になってきます。

しかし、それも
ドバイでは、大きな問題にはなりません。

ドバイでビザが発行されれば
個人の銀行口座は即日開設が可能な上

仮想通貨を現金で交換してくれる
怪しい会社もたくさんあります。

もちろん、違法であるのですが
現金でやり取りがされているので
ドバイの警察も、なかなか逮捕できないでいます。

つまり、下記の流れが簡単にできてしまうと言うことです。

①詐欺で稼いだお金を仮想通貨にしとく
②ドバイへ移住
③個人の銀行口座を開設
④仮想通貨を現金に交換
⑤現金を銀行へ入金
(銀行に入金しない人も多いですが)


もちろん、ドバイ政府も
犯罪マネーの流入を認めているわけではないので
しっかりとしたルール作りをしていますが

犯罪マネーの取り締まりを強化するあまり
本来の善良な人達の移住手続きが遅延しては
本末転倒なので、ドバイ政府も難しい所だと思います。

ちなみに、ドバイに移住するには
どれくらいの費用がかかるのか?と言うと

ドバイ法人+銀行口座のセットアップで
『12,500AED(約50万円)』

設立した法人に紐づける形で
投資家ビザを発行し
『8100AED(約32万円)』


80万円もあれば、移住ができてしまうのが
ドバイです。

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