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ロシア人はドバイの不動産に興味を失った

ここ数年、ドバイ不動産の高騰の裏には
間違いなく『ロシア人の存在』があったのは
間違いないです。

ロシア人達によって、ドバイ不動産は
買い支えられ、それによりバブル化し
今のドバイ不動産が高騰してきましたが

しかし今、そのロシア人達に
変化が出始めました。

以下、ビジネスタイムの記事です。

ドバイにおけるロシアの不動産ブームは終わったようだ。

ブローカーらによると、1年でルーブルの価値が3分の1下落したことを受けて、ロシアによるドバイ不動産の購入はここ数カ月間鈍化しているという。一方、ブローカーらによると、ウクライナ侵攻の翌年に買い占めがあった後は自然減退があり、ドバイに定住したロシア人の中にはドバイは自分達には向いていないと判断し、移住した人もいるという。

ロシア人は長年ドバイ不動産のファンだったが、ロシアのウクライナ侵攻後に国際制裁がロシアの経済と財政を圧迫したことを受け、2022年に多くのロシア人が市場に流入した。 CBREグループによると、これらはパンデミック後の市場ブームの一環で、住宅価格は9月までの過去2年間で約30％上昇した。

あるブローカーは、ロシア人が最大の売り手となり、ドバイの不動産市場で大幅な利益を得た。しかし、もう取引から手を引き資金を本国に送金していると語った。

ロシアの顧客が6月から8月にかけて1億4,650万AED相当の不動産を購入し、同期間に2億7,600万AED相当を売却した。

https://www.businesstimes.com.sg/property/russians-lose-taste-suddenly-pricey-dubai-property

つまり、ドバイ不動産市場の最大の買い手だった
ロシア人は、どんどん売っている状態であり
『ロシア人による不動産バブルは終わった』
ことが確認できるわけです。

ドバイの不動産購入者の多くは非居住者

ドバイの不動産市場は
間違いなく、ドバイに住んでいない
『非居住者の投資家』によって支えられています。

非居住者と言うことは
当然、購入した不動産は貸し出しをしていくわけですが

ドバイに住んでいる外国人の多くは
低賃金で働く労働者層です。

・インド人
・パキスタン人
・バングラデシュ人
・フィリピン人
・エジプト人

この5ヶ国で、ドバイに住む外国人の
8割以上を占めており

もはや、ドバイはインド化してきています。

当然、億単位で販売されている不動産を
借りられる給料をもらっておらず

貸し出しが難しいとなれば
売却をしていくしかないわけですが

最大の買い手であるロシア人が
売っているとなると

ドバイ不動産は、しばらく
下落圧力が強くかかってくると見ています。