Vol.1403:エジプトの通貨切り下げについて解説します!
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エジプトの通貨切り下げ
まずは、ニュースの記事から。
エジプトで通貨の切り下げが行われました。
エジプトは6日、自国通貨ポンドを切り下げた。2022年初め以後で4回目の切り下げで、通貨は35%余り下落した。
エジプト・ポンドはカイロ時間午後1時半に1ドル=50ポンドを割り込み、過去最安値を更新。その直前、エジプト中央銀行は臨時会合で政策金利の600ベーシスポイント(bp、1bp=0.01)引き上げを決め、為替レートの決定を市場の力に委ねる方針を示した。
この日の利上げで主要金利は27.25%となった。中銀は自国通貨の為替レート統一は「極めて重要」だとも指摘した。
ポンドは過去1年間、1ドル=30.9ポンド程度で推移。だが、闇市場では大幅に安く取引されてきた。今回の切り下げでポンドは闇市場での相場水準に近づいた。ポンドは国内の闇市場では1ドル=45ポンド前後で売買されていた。
国際通貨基金(IMF)はエジプトに対し、30%近いインフレ率に対処するため金融政策を強化し、より柔軟な公式為替レートを採用するよう促していた。
ブルームバーグより
通貨の切り下げと同時に行われた不動産価格の上昇
昨年、エジプトは数回
通貨の切り下げを行い
シシ大統領は
『これ以上の通貨の切り下げは市場に悪影響であり
これ以上は考えていない』と発言していたものの
その約束を反故にする形で
通貨の切り下げが行われました。
ただ、弊社としても
ある程度、そのリスクは織り込んでおり
あまり大きな影響はないと考えています。
と言うのも、まず
各不動産会社は、エジプトポンド建てで取引を
しているものの、建材などは輸入されることが
多いため、裏側ではドルベースの価格を意識しています。
そのため、通貨の切り下げが行われる度に
『不動産価格の調整』を行っており
販売価格を毎回引き上げています。
もちろん、今回の通貨切り下げでも
不動産価格の引き上げが行われました。
そのため、新規で不動産を買う人達が
あまり安くなっていないと感じるのは
このことが関係をしています。
また、エジプトポンドは
短期的な下落はあっても
中長期的なトレンドで見た場合
エジプトポンドが高くなると見てます。
それは、70年代の日本が1ドル280円から300円になったり
250円になったりして
結果、100円を割る円高になっていった時と同じ理由です。
今のエジプトは、信じられないくらい
世界中の会社が、工場を建設しており
まさに工場の建設ラッシュが起きています。
今後、数年でそれらが続々稼働を始め、輸出を拡大させます。
かつての日本も同じですし、今の中国も同じですが
輸出が伸び、経済成長をし、人口も増加している国は
過去、歴史の中で全ての国が通貨高が起きています。
それはエジプトも例外ではないと考えています。
つまり、中長期で見た場合
取るに足りない出来事だと言うのが
弊社の見解であり
また、そのリスクも織り込んだ上で
『エジプトの不動産』を推奨しているわけです。
なぜなら、不動産は現物資産のため
インフレになればなるほど、価格は上昇しますし
国家が破綻しても、不動産と言う資産が
なくなるわけでもないからです。
そして、その上で
不動産開発会社も、通貨の切り下げの度に
不動産価格を引き上げるので
短期的な出来事は、大きなリスクになりません。
TikTokライブで解説します!
エジプトのこの状況は
投資家にとっては、またとない『大チャンス』であり
絶対に不動産に投資はしておくべきですが
とは言っても
『いろいろと不安もある』と言う声もあると思います。
そのため、今週土曜日
下記のお時間でTikTokライブで解説をさせて頂きます。
【TikTokライブのお知らせ】
日時:2024年3月9日(土)21:00〜(90分程度)
内容:
・エジプトの通貨切り上げ
・エジプトの新しいプロジェクト
・ドバイの不動産について
・パリの不動産について
などなど、いろいろとお話しをさせて頂き
また視聴者の方からのご質問にも色々と回答させて頂きます。
是非、参加をして頂ければと思います。
ライブは下記のチャンネルで行いますので
是非、フォローもお願いします。
https://www.tiktok.com/@egypttv11