Vol.1457:ドバイ不動産でカモにされる投資家
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弊社に来たご相談内容
最近、弊社には
『ドバイ不動産を売却したい』と言う
ご相談が日に日増加してきており
その問い合わせを見ていても
『売れてないなぁ』と言うのが
リアルに実感できます。
先日、弊社にご相談に来られた方は
ドバイで当時300万AEDで不動産を
買われた方でした。
営業マンには
海が見える不動産になるので
完成後は大きく値上がりとすると言われ
『スケルトン渡し』で不動産を購入しました。
しかし、完成後
売却をしようと、売り情報を出しましたが
『反応が全くなく売れない』と言う状態に。
海が見えると言っても
それは、リビングの一部から少しだけ見えるだけで
それでは付加価値にはなりません。
海が見えることで付加価値が付く不動産は
下記のような感じで
引用:housemoryより
リビングから『ドーン!!』と広がる
海の眺望があってこそ
初めて『付加価値』が出るのです。
リビングから一部見えるだけでは
それは『付加価値』とは言いません。
そして、物件が売れないので
ご相談者の方は、賃貸に出すために
業者の営業で
『内装+家具代金』を請求され
(かなりの額)
賃貸に出すのですが、それも上手くいかず
弊社にご相談に来られました
スケルトン渡しはかなりリスキー
ドバイの不動産営業マンのお給料は
基本的には『フルコミッション制』ですので
不動産を売らなければお給料がゼロで
お給料がゼロだと生活ができないため
生活のために、あの手この手の営業トークを
使ってきます。
もちろん、全員ではないですが・・・。
しかし、一部の悪徳営業マンがいるのも事実で
そのような営業マンにカモにされたのが
上記の事例だとも言えます。
営業マンからすると
『スケルトン渡しの物件のが金額が安い』ので
売りやすいのです。
なので営業トークとしては
『完成したら価格は2倍になる』みたいな
営業トークで物件を買わせ
完成後、物件が売れないとなるや
今度は方向転換をし
『賃貸で高利回りで回しましょう!』
『そのためには、家具が必要です!』
と、相場よりも何倍もする
内装や家具を入れさせられるわけです。
しかし、それで採算を取ろうとすると
当然、賃貸料金も上がってしまうので
なかなか借り手がいないと言う状態に。
こうして
投資家は営業マンのカモにされていくわけです。
不動産が値上がればいいですが
それは市場の動向もあるので
やはり頭の中には『値上がらないかも』と言うことは
入れておく必要があり、その時に重要なのは
『賃貸でしっかり回す!』と言うことです。
そのためには『内装』は必要ですし
スケルトン渡しがいけないわけではないですが
不動産投資は最初から『賃貸でしっかり回す』と言うことを
前提に組み立てをした方がリスクは低下します。