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Vol.1461:エジプトで水を奪い合う戦争が勃発!?

この記事を読むのに必要な時間は約4分です。

ブログの曜日毎のテーマ

現在、ブログは曜日毎のテーマで
記事を書かせて頂いています。

月曜日:ジョージア
火曜日:ナイジェリア
水曜日:ドバイ
木曜日:エジプト
金曜日:サロンメンバー様限定記事
土曜日:自由
日曜日:自由

アフリカ全体で水問題が深刻化

現在、エジプトの人口は1億人を超え
2050年には1億6000万人を超えると言われています。

しかし、これはエジプトだけが人口増加をしている
わけではなく、アフリカ全体で人口増加をしており
現在15億人のアフリカ人口は2050年には24億人を
超えると言われています。

また、多くのアフリカの国々が
経済成長をしており

それに伴って、年々
『水需要』も増加をしています。

その中で、特に深刻のが
『北アフリカの国々』です。

北アフリカは、見て頂ければ分かりますが




『The 砂漠!!』と言ったエリアであり
雨も極端に少なく、エジプトやスーダン、エチオピアなどは
『水資源をナイル川に頼っている』と言う状況です。

人口が増加して、経済成長をしている中で
この水問題を放置すれば、100%
『水を奪い合う戦争に発展します!!』

事実、エジプト政府の発表によれば
『エジプトの年間水需要は約1140億立方メートルと推定されいるが
ナイル川から得ている水は毎年約550億立方メートル』
とのこと。

つまり、すでにエジプトは
ナイル川だけでは『毎年590億立方メートル』の水が
不足している!と言うことです。

『えっ!?じゃー全然ダメじゃん!』
と言う話です・・・・

MENAエリア最大の海水淡水化プラント

エジプトの水資源は
すでにナイル川だけでは全く足りてない状況ですが
足らない水はどうしているのか?と言うと

それは『海水淡水化プラント』です。

海水を真水に変える工場です。
エジプトがラッキーだったのが
北には地中海、東にはレッドシーと
『海があったこと』です。

現在、エジプトの『海水淡水化プラント』
1日あたり120万立方メートルの処理能力を持っており
そのプラントがなんと100以上もあります。
この規模はMENAの中では
最大の海水淡水化施設の所有者となっています。

1日120万立方メートルと言うことは
年間で4.38億立方メートル。
それが100プラント以上あるので
年間438億立方メートルは処理できる計算です。

しかし、不足している水は
『毎年590億立方メートル』ですので
まだ、100億立方メートル以上の水が不足しています。

なので、このギャップを埋めるために
今、エジプト政府は
『海水淡水化プラント』に積極的に投資を
行なっています。

エジプトの淡水化プラント戦略

エジプト政府が掲げる
エジプトの淡水化プラント戦略』は

2050年までに1日あたり900万立方メートルの
総生産能力に引き上げることを最終目標に
6つの5カ年計画で構成がされています。

現在、まだ第1フェーズの段階ですが
このフェーズでは新たに21のプラントを建設する他
1日あたりの水生産量を300万立方メートル以上に増やす
ことを目標としています。

参照:egyptianstreetsより

つまり、まとめると

①エジプトでは水問題は深刻だと言うこと
②それにより戦争が勃発する可能性があると言うこと
③しかし、その問題をクリアにするべく巨額投資を行っていると言うこと
④エジプトはMENAエリア最大の海水淡水化プラント国だと言うこと


です。

結論、問題があることは事実ですが
この問題は、近い将来クリアになります。

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