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Vol.1471:米ドルからのシフトはリアルタイムで起こっており、投資家はそれに備える必要がある!!!

category : アメリカ

この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

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米ドルは崩壊するのか?

2023年6月11日に
Energy Monitorより投稿された記事が
今、世界で注目されています。

その記事の内容は下記です。

===============================

ロシアとサウジアラビアが原油取引で
中国人民元を注視しているため
米ドルの優位性は失われつつあり
投資家は長期的な投資戦略を見直す必要が
あるかもしれないと、世界最大級の
独立系ファイナンシャル・アドバイザリー
および資産運用会社であるdeVere Groupの
CEO兼創設者は警告している。

ナイジェル・グリーンの警告によれば
世界的な石油取引のあり方の変化は
世界中の経済、ひいては投資家に
広範囲な影響を及ぼすという。

「4月に行われたロシアのプーチン大統領と
中国の習近平国家主席との3日間にわたる
首脳会談で、最も重要でありながら
あまり報道されなかったことのひとつに
プーチン大統領が、ロシアは原油の決済に
中国人民元を使うことに賛成していると
述べたことがある。これは、世界第2位の
経済大国と世界最大のエネルギー輸出国が
国際金融システムの基盤としての米ドルの
優位性を積極的に低下させようとしている
ことを示唆している。

「これとは別に、サウジアラビアのアラムコは
中国企業2社に合計で日量69万バレルの原油を
供給することになり、中国の原油供給国としての
地位を強化することになる。
サウジアラビアは中国と、ドルの代わりに
人民元で決済するための交渉も行っていると
報じられている。

アラムコは世界最大級の石油生産会社であり
サウジアラビア政府によって
完全に所有、管理されている。

中国を筆頭とするアメリカのライバルたちが
新たな主要経済圏を形成しつつあるようだ。
もし世界最大の石油埋蔵量を持つサウジアラビアが
原油の決済を人民元に移行すれば
世界経済システムに大きな変化が起こるだろう。

石油は世界で最も重要で広く取引されている
商品のひとつであり、伝統的に米ドルで
取引が行われてきた。石油を買いたい国は
まず米ドルを手に入れなければならないからだ。

もし石油取引が米ドルから離れれば
米ドルの需要は劇的に減少し
米ドルの価値は下がるだろう。

これは、世界経済全体に様々な
波及効果をもたらす可能性がある。
アメリカのインフレ率が大幅に上昇し
金融市場が不安定化する可能性もある。

さらに、石油取引における米ドル離れが
各国間の経済的・地政学的競争の激化に
つながる可能性もある。人民元が石油取引で
より広く使われるようになれば
中国の経済力と影響力が大幅に高まり
世界の主要な問題におけるアメリカの
優位性に挑戦することになるかもしれない。

このようなシフトは単なる理論的なものではなく
「リアルタイムで起こり始めている」とグリーンは言う。

石油が別の通貨で取引されるようになれば
投資家は通貨の価値が投資価値に影響を与える
可能性があるため、為替リスクにさらされることになる。
為替変動がポートフォリオに与える潜在的な影響を
考慮する必要があり、それに応じて保有資産を
調整する必要があるかもしれない。

業界特有のリスクもある。
石油生産や関連サービスから大きな収益を
上げている企業は、取引に使用される通貨の
変動の影響を受けるだろう。このような企業への
エクスポージャーを持つ投資家は
ドル離れが投資に与える潜在的な影響を
評価する必要があるだろう。

石油は多くの産業にとって重要な投入資源であり
その価格の変動は世界経済に甚大かつ広範囲な
影響を及ぼす可能性がある。石油がドル建てで
取引されなくなれば、世界の金融システムに影響を与え
世界経済全体に波及するだろう。

長期的な資産形成を真剣に考える投資家は
ドルの下落がもたらす影響を
「将来ではなく今、しっかりと認識する必要がある」
とグリーンは締めくくった。

引用:Energy Monitorより

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すでにアメリカドルは強くない

先日、YouTubeの動画でも
解説させて頂きましたが

アメリカドルは、すでに世界経済の中で
弱くなりつつあります。

なぜ、戦後
世界経済の中で
『アメリカドルが基軸通貨となったのか?』
そして、なぜ
これほどまでに、世界中でアメリカドルが
強く使われていたのか?

それは『原油の取引がドルでしかできなかった』
からです。

それゆえに、各国は原油を買うために
ドルを持つしかなく、余剰のドルは
アメリカ国債へと流れ

アメリカは世界中から借金をしまくり
世界最大の債務国となったのです。

現在、アメリカの対外債務総額は
25兆ドル(約4000兆円以上)以上と
とんでもない借金大国であり

この借金とアメリカ経済の成長が
成立したのは、全て
『アメリカ国債が世界中で買われたから』です。

しかし今、この仕組みに大きな
亀裂が入っています。

ロシアやサウジアラビアが
原油取引で『脱ドル』を進めており

各国は原油取引でドルを持たなくいいのであれば
もはや『世界中で誰がアメリカ国債を買うのか?』
言うことです。

この問題について
私達投資家は、早急に対策を講じる必要があります。


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