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Vol.1543:本日よりBRICS首脳会談がスタート!!

category : BRICS

この記事を読むのに必要な時間は約4分です。

BRICS共通通貨

本日より24日までロシアで開催される
BRICS首脳会談。

様々なことが議論がされますが
その中で注目が集まっているのが

BRICS共通通貨です。

ドルに代わる通貨を作り
どの国にも依存しない形で運用をし
BRICS貿易の中心にしようと言う考えです。

これは、今の世界経済が
アメリカドルを中心に回っており
アメリカに逆らえば、ドルの利用ができなくなり
それでは自国の貿易が成り立たなくなってしまう所から

この不公平を是正しようと言う所から始まっています。

そして、そのBRICS通貨は
BRICSがすでに世界の金の20%を保有していることから
『金に裏付けされた通貨』を作ろとうしています。
(まだ案の段階であり、決定ではないですが)

引用:nasdaqより

BRICS通貨が自国通貨に代わるわけではない

このような話をすると

BRICS各国が、自国通貨を捨て
全て単一のBRICS共通通貨で経済を回していく!
ユーロのような形になる!

と考える人達がいますが
それは大きな間違いです。

BRICS共通通貨ができたとしても
各国の自国通貨がなくなるわけではなく

あくまで貿易の通貨として
ドルの代わりに使うことを目的にしています。

もう少し噛み砕いて話をすると
現在、BRICSのような新興国では
外国と取引をする時に、下記のような流れがあります。

例えば
エジプトがカナダからメープルシロップを輸入しようとした場合
カナダはメープルシロップをエジプトへ輸出し
エジプトはその代金をUSDでカナダへ送金します。
そしてカナダは受け取ったUSDをそのままプールしたり
カナダドルに両替をしたりします。


エジプトポンドで取引したらいいじゃないか?
カナダポンドで取引したらいいじゃないか?

と思うかもしれませんが

もし、あなたがメープルシロップの工場の経営者
だったらと考えてください。

メープルシロップを世界150ヶ国の国に
輸出をしていて、その代金が
世界150ヶ国のローカル通貨で送られてきたら
会計処理がめんどくさいですし
為替の計算も毎回毎回、めんどくさい
と思わないでしょうか?

しかし、それがUSD1本であれば
逆に楽になりますよね?

なので、世界中でUSDのが利便性が良いので
USDが使われるわけです。

しかし、そのUSDはアメリカに逆らうと
利用できなくなってしまうので

一国に依存しない形で
USD代わるBRICS共通通貨を
BRICSは作りたいわけです。

USDを使わないで
BRICS各国の貿易はBRICS共通通貨で行い
各国はBRICS共通通貨を外貨準備高として
USDの代わり保有をする。

そして、自国の経済では
自国の通貨を発行し、しっかりと回していく。

これがBRICS共通通貨の目指す未来でもあります。


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