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Vol.1312:新開発銀行は世界銀行の代わりとなるのか?

この記事を読むのに必要な時間は約3分です。

ブログの曜日毎のテーマ

現在、ブログは曜日毎のテーマで
記事を書かせて頂いています。

月曜日:ジョージア
火曜日:ナイジェリア
水曜日:ドバイ
木曜日:エジプト
金曜日:サロンメンバー様限定記事
土曜日:自由
日曜日:自由

新開開発銀行とは?

新開発銀行は
通称BRICS銀行とも呼ばれ
2014年にBRICS5カ国によって
作られた国際開発金融機関であり
国際通貨基金(IMF)の補完・代替を
目指すものとして作られた銀行です。

ちなみに、国際通貨基金の目的は
『国際金融と為替相場の安定化』を目的としていますが
実際の所は、IMFの本部がアメリカにある所からも
分かるように、アメリカドルの地位を維持するために
あるような側面があります。

ゆえに『脱ドル』をしたい
BRICS陣営が対抗して作ったのが
BRICS銀行だったわけです。

参照:BRICS銀行のHP



少しずつ力を付けてきた
BRICS銀行ですが

今年、BRICS首脳会議で
新たにBRICSに加わるメンバーが発表されました。

そして、BRICS銀行も
当初、BRICS5カ国で運営していたメンバーが
拡大されており、現在は

BRICSにプラスして

・エジプト
・UAE
・バングラデシュ


が、メンバーに入っています。
さらに、メンバーの候補として

パラグアイ

そして、サウジアラビアも
現在加盟に向けて交渉がされています。

IMFは国益を考えてくれない

現在、交渉中ではあるものの
サウジアラビアのBRICS銀行
加盟は、ほぼ確実だと思ってもいいと思います。

UAEに続き、サウジアラビアが加わることとで
BRICS銀行は『オイルマネー』が味方になり
BRICS銀行はより盤石な物となるでしょう。

エジプトを始め、今の新興国は今のIMFの
やり方にウンザリしている所があります。

IMFのやり方は
新興国に対して、融資をする代わりに

・自国通貨の解放(固定相場から自由相場へ)
・国営企業の民営化(株式の売却)


を迫ります。

そして、それにより利益を得る
西側諸国(国営企業買う)と、自国の利益が減ってしまう
新興国と言う構図が、長く続いていました。

エジプトも同じ状態です。

しかし、BRICS銀行は
そんなIMFのやり方に『NO』を言う銀行です。

エジプトがBRICS銀行に加わったと言うことは
企業で言えば、長いお付き合いをしていた
メイン銀行であるIMFから
BRICS銀行へ乗り換える!と言うことです。

金融面において、今後
エジプトは大きく変わる可能性があります!

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