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Vol.0203:香港の逃亡犯条例

category : 香港

この記事を読むのに必要な時間は約4分です。 今、世界中のメディアが『香港の逃亡犯条例』を報道しているので
ご存知の方も多いと思いますが
そもそも中国政府はなぜこの『逃亡犯条例』を成立させたいのか?
と言うことです。
条例を成立させるのは香港政府ですが
なぜ中国政府なのか?と言えば
香港の行政のトップは
中国政府主導で決められており、香港の行政のトップは中国政府の犬だからです。
なぜ犬と呼ばれているのか?と言えば
香港の行政長官は1200人の委員で構成される選挙委員会が選出するのですが
まず選挙委員を選び、委員らによる選挙で行政長官を決めるという二段構です。
しかし、この選挙委員は香港の一般市民が選ぶわけではないです。
産業界の代表や立法会議員、区議会議員、全国人民代表大会(全人代、中国の国会に相当)香港代表
中国人民政治協商会議(政協)香港地区委員などの限られた人々が選ぶのですが
要するに、中国政府の息がかかった人達が1200人の委員を選出し
その1200人が、香港の行政長官を選ぶのが香港の選挙なのです。
香港は『間接選挙』とも言われることが多いですが
民意が反映されない間接選挙は間接選挙とは言わないと思っています。
なので、今回の『逃亡犯条例』
香港政府主導ではありますが、それを指示しているのは
中国政府だと考えるのが妥当であり、そもそもなぜ
中国政府は『逃亡犯条例』を成立させたいのか?
と言うことを考えていくことが重要だと考えています。
ここからは弊社の憶測でしかないですが
表向きにはこの『逃亡犯条例』
『中国で犯罪を犯した人達が香港に逃げてきてそれを本土に戻すため』
言っていますが
本音は『今回のような凄まじいデモ活動をさせないため。中国政府に文句を言わせないため』
だと思ってます。
ほぼ間違いなく『逃亡犯条例』は通ります。
その理由は、香港の行政のトップは中国政府主導で決まっている以上
デモ活動で行政のトップの地位は揺るがないからです。
(これが民主国家ですと、次の選挙を心配しないといけなくなるのでデモを恐れるのですが)
『逃亡犯条例』が成立した後
また今回のような大規模なデモが起こったとします。
そして、そのデモ活動をした人達を手当たり次第
逮捕をし、中国本土へ送ると言うことをした場合
香港人は『恐怖』でしかなくなるわけです。
その恐怖でデモ活動や不満を押さえつけ
中国の思い通りに政治を進めていく。
これが今回の『逃亡犯条例』の本当の狙いではないかなと
弊社は感じています。
度々、このブログでも書かせて頂いているように
香港と中国は違う国ではないです。
中国の中にある都市が香港なのです。
中国の富裕層達は今、何をしているのか?
中国政府に不満や恐怖を感じ『子供達のために!』
一生懸命、お金を中国国外に逃がそうとし
中国政府はそれを徹底的に阻止し、必要とあれば逮捕もする。
中国人はお金を外に逃すのに必死で
外国人はそんな中国の中にある香港にお金を入れる。
おかしな話ではないか?と弊社は感じています。
そして、いつか未来
香港から外にお金を出せなくなると思っています。
少なくとも香港人と中国人はそう思っています。
香港が想像できない場所になると。
参照:Yahoo!ニュースより
弊社に最近クライアントになられた方は知らないと思いますが
弊社も弊社の古くからのクライアントも
かつては香港に銀行口座を保有していました。
サポートもしていました。
しかし、変わりゆく香港と言う場所で、香港の恐怖と不安を感じ
香港にある全ての銀行口座を閉鎖し、資金を他国へ移しています。
香港と言う場所が、どれだけ危険な場所になろうとしているのか?
現地の香港の人の声にもっと外国人は耳を傾けるべきだと思っています。

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