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Vol.1382:EU加盟の交渉が始まったジョージア

category : ジョージア

この記事を読むのに必要な時間は約3分です。

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ジョージアのEU加盟はどの段階なのか?

昨年(2023年)12月14日
EUは首脳会議で

『ウクライナ』『モルドバ』
そして『ジョージア』

加盟交渉を開始する

ことを決定しました。

ただ実際には
EUに加盟をするには、まだまだ道のりは長いです。

EU加盟には
通常3段階のプロセスがあります。

【ステップ1:加盟候補国の認定】

これは最初のステップになりますが
加盟を希望する国は申請書をEU理事会に提出し
EU理事会の要請に基づき、申請国が
コペンハーゲン基準を満たす能力が整っているか調査します。

そして、その結果を意見書として、EU理事会に提出します。

欧州委の意見書と認定勧告を基に
EU理事会で加盟国は全会一致の決議で加盟候補国の
認定を決定します。

【ステップ2:加盟交渉】

現在のジョージアはこの段階です。

ステップ1の加盟候補国の認定を受けたらからと言って
けして加盟交渉の開始を意味するわけではありません。

交渉開始には、認定後、さらに交渉開始条件を満たしているか
全EU加盟国の合意を得る必要があります。

また、全EU加盟国の合意がなければ
『加盟交渉』はスタートしないと言う
ハードルの高さもあります。

1ヶ国でも合意が得られなければ
加盟候補国のままです。

なので、ジョージアは
全EU加盟国の合意を得て
『加盟交渉がスタートした』
言うことになります。

【ステップ3:交渉完了と加盟条約の締結】

交渉が終了し、全EU加盟国は加盟候補国が
全ての加盟条件が満たしていることを承認した場合
加盟交渉は完了します。

その後、全EU加盟国と加盟候補国が加盟条約に署名
加盟条約に規定された日付に、正式なEU加盟国となります。



つまり、現在のジョージアは
『EU加盟の最後のハードルに挑んでいる!』
と言うことになります。

変わるジョージアの法律

通常、EUへの加盟は
申請から承認まで数年から10年と
とても長い時間がかかります。

そして、その間に
加盟候補国は、EUに合わせて
自国の法律や制度を整えていくのですが

ジョージアの場合は
ロシアウクライナの戦争の関係で

通常のプロセスでは考えられないくらいの
スピードで進んでいます。

そのため、ジョージアの法律や税制も
びっくりするくらいの
スピードで変わってきています。

ジョージアがEUに加盟できるのか?
は、正直分かりませんが

通常のプロセスでは考えられない
スピードで進んでいると言うことを
考えると

私達は、年内には
ジョージアのEU加盟の是非が
ハッキリするのではないか?

と思っています。

また、最新情報が入り次第
アップデートさせて頂きます!

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