ブログの曜日毎のテーマ
現在、ブログは曜日毎のテーマで
記事を書かせて頂いています。
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土曜日：自由
日曜日：自由
エジプトが観光業だけの国と言う情弱な人達
『エジプトには何の産業もない。ピラミッドがあるだけの
観光だけの国だ！』
と言うことが書かれているSNSを見かけたのですが
率直に、エジプトのことを何も知らない
『情報弱者なんだろうなぁ』と思ってしまいました。
確かに、エジプトの観光業は
世界的に見て、強いです。
それは紀元前3000年（今から5000年前）からの歴史があり
唯一無二の物がエジプトにはたくさんあります。
それを『世界中の人が人生で１度は見てみたい！』と
思っているからです。
これは、今後
どれだけ、ドバイやサウジアラビアがオイルマネーを
使っても、真似することができない
『エジプトの宝』です。
しかし、だからと言って
エジプトの産業を『観光業だけ』と言うのは
あまりにも無知すぎます。
下記のグラフはコロナ期間中の物なので
観光業の数字だけは、正常な数字ではありませんが
エジプトのGDPの割合です。
引用：statista.comより
エジプトで１位の産業は
観光業ではなく『製造業（16.1%）』なのです！
ちなみに、コロナ前までは
1位:製造業(17%) 2位:小売（12.8%） 3位:観光(12%) 4位:農業(11.9%)
と言う順位でした。
エジプトは日本と同じ
・製造業 ・観光業 ・農業
の3本柱であり、その3本のバランスが取れている
国なのです。
にも関わらず
『エジプトは観光業しかない？？』
その発言はあまりにも無知な発言と言わざるえないです。
世界中の工場が集まるエジプト！
ここ数年、世界の工場はエジプトへの進出ラッシュです！
その一部をご紹介させて頂きます。
【日本の住友商事がエジプトに最大の工場を建設】
日本の住友商事がエジプト最大の自動車用ワイヤーハーネス生産工場の
建設に向けた仮契約を結んだ。
建設予定の工場の敷地面積は15万平方メートル以上である。
引用：arabnewsより
【日本の矢崎総業、エジプトに3,300万ドルかけて工場建設へ】
世界的な自動車部品サプライヤーである日本の矢崎総業は
3,000 万ユーロを投資して新工場を建設するための
土地割当契約をファイユーム知事と締結しました。
引用：zawyaより
【トルコのTumosan、エジプトにトラクター工場を開設】
トルコのTumosan社は、エジプトに
農業用トラクター製造専用の工場を建設する準備ができていると発表。
引用：englishより
これらの記事は、ほんの一部です。
すでに稼働している工場で言えば
シャープさんや、東芝さん、LGさん
などなど、上げ出したらキリがないですし
エジプト進出を検討している会社も
山ほどいます。
進出を検討している会社には
フォルクスワーゲンや
引用：englishより
トヨタ自動車
引用：englishより
などがいます。
しかし、これも上げ出したらきりがないです。
また、エジプト政府は
エジプトの高まる工場需要に対応をすべく
ギザエリアに
『162億ドルの工業都市設立』を承認しました。
このプロジェクトは
『Tarboul City』と名付けられており
実は、弊社が今
エジプトで1番注目しているプロジェクトでもあり
調査中のプロジェクトでもあります！
なぜ、エジプトに世界中の工場が集まるのか？
しかし、なぜこのエジプトに
世界中の工場が集まるのでしょうか？
それにはいくつかの理由がありますが
最大の理由は
『立地と関税』です。
世界最重要運河『スエズ運河』を管理する
エジプトは
・ヨーロッパ ・アジア ・アフリカ ・北米 ・南米
と、どこに船を出すにも
船を出しやすい立地にあり、輸出をしやすいです。
加えて『フリートレード契約』です。
現在、エジプトは
ヨーロッパ、アフリカを中心に
54ヶ国と『フリートレード契約』を結んでおり
メイドインエジプトであれば
54ヶ国に関税0%で輸出が可能です。
そのため、企業は
ヨーロッパ、アフリカ向けの輸出を
エジプトに集中させています。
さらに
・安い人件費
・安い工業用地
も、理由としてあります。
エジプトは国土は広いですが
そのほとんどが砂漠であり
土地は余っています。
そこに対して、政府は
世界中の工場を誘致し、土地を無償で提供をしています。
これらを総合的に判断をし
エジプトには、世界中の工場が集まってきているのです！
エジプトが観光しかない国？
アホ言うな！と言う話です。
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