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お知らせ

YouTubeチャンネル『エジプトTV』では
ブログのような文章では伝わりにくいことを
現地エジプトから、YouTubeでお伝えしています。

どうイスラム教と向き合うか？

エジプトでビジネスを考えている
経営者の方がいましたら、おそらく1番判断に
迷うのは、エジプト人を雇用する際に
『イスラム教と、どう向き合うか？』と
言うことだと思います。

エジプト人の約9割がイスラム教と
言われている国で
エジプト人を雇用すれば、かなり
高確率でイスラム教の人が入ってくるのは
間違いありません。

イスラム教の人達で業務の支障が出そうな
ことで言えば

・１日5回のお祈り
・ラマダン

大きく言えば、この2つだと思います。

『１日5回のお祈り』は多くの人が
『後からまとめてお祈りをしたらOK』みたいな
所があるので、あまり業務に支障が出る
イメージはありませんが

ラマダンに関しては
1ヶ月間の断食期間
（日中だけ。夜は飲み食いをします）
があり、夜になると決まった時間に
『家族揃ってご飯を食べる』と言う
習慣があります。

この決まった時間に
『家族揃ってご飯を食べる』と言うのが
１ヶ月間も続くので、業務の支障が出るわけです。

私は宗教に否定的ではありませんので
社員がどの宗教を信仰しようが自由だと
考えています。

実際、イスラム教、キリスト教、コプト教など
様々な宗教を信仰している社員が弊社にはいますので。

ただ、ラマダンの時に
私がイスラム教の社員に伝えたのは
『何が大切なのか？本質的なことをよく考えろ』
と言うことを、かなり厳しめに伝えました。

以下、社員に伝えたことですが
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イスラム教を信仰するのは自由。
好きなしたらいい。それを否定はしないし
ある一定の理解もできる。

ただ、イスラム教だけを信仰していて
（仕事をしないで）
ご飯を食べていけるのか？
何が幸せなのか？よく考えろ。

綺麗事は抜きにして
この資本主義の世界で、お金がなければ
ご飯は食べれないし、ご飯が食べれなければ
『死』があるだけだ。

どうやってお金を稼ぐのか？
それをよく考えないといけない。

仕事もその日によって様々だし
どうしても『今日、その仕事を優先しないといけない』
のであれば、ラマダンでの家族の食事は犠牲にしないと
いけないし『その仕事を後回しにしてもいい内容であれば』
ラマダンでの家族の食事を優先したらいい。

何のために生きているの？
幸せになるためでしょう？

イスラム教だけを信仰していて幸せになるのであれば
迷わずそうしたらいい。だけど、頭では
『お金を稼がないとダメ』だと言うことが
分かってるから、仕事をしているんでしょ？

だったら、幸せのために
『仕事』と『宗教』のバランスをどう考えるか？
自分の頭でしっかり考えないといけない。
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と言うことを、少し強めに伝えました。

経営者は『宗教の自由』は理解を
しないといけません。

しかし、それは媚びないといけないと言う
わけではありません。

ある一定の理解は示しつつも
言うべきことはしっかりと言うことが
とても大切になります。

まとめ

経済成長をしてくると
どの国も宗教の信仰が薄まっていきます。

日本はまさにその代表的な例だと思います。

これはエジプトも同じです。

最近の若い女性は
ヒジャブ（頭に巻く布）をしてない人も多いですし
お酒を飲む人も増えてきています。

他にも、国際社会に合わせて
金土休みなのを、土日休みにすることも
議論されています。

エジプトが確実に経済成長をしてきている証だと
思いますが、もしかしたら
将来は、外国人経営者があまりイスラム教を
意識しない日も、来るのかもしれません。