多くの人は昔のことは忘れてしまう
ほとんどの日本人が
昔の悪かった時のことは忘れ
今の良い日本だけを見て
新興国の悪い箇所を
『だから〇〇はダメなんだ!』
と指摘します。
かつての日本の悪い時代を棚に上げてです。
今だからこそ、日本は安全な国と呼ばれるように
なりましたが
かつては、オウム真理教の
『科学兵器を使ったテロ』があったり
三菱重工爆破事件に、日本赤軍
などなど、『日本大丈夫?』と思うよな
ヤバイ事件がたくさんありました。
公害の問題なんかもそうです。
『四日市ぜんそく』『みなまた病』など
社会の教科書にも載っているような
公害問題
給料もそうです。
昔は、男女が同じ仕事をしても
『女性!』と言うだけで、給料は低かったです。
だからこそ『男女雇用機会均等法』と
言う法律ができたわけです。
経済成長をする過程の中で
どの国も『様々な問題を解決して、良い国』
になるものです。
今の日本の状態と比較し
新興国を
『だから、〇〇はダメなんだよ!』
とバカにするのは、大きな間違いです。
どの国も通る道であり、日本も昔は
同じだったわけです。
それは、アメリカもヨーロッパも同じです。
ヨーロッパですら
公害の問題や、男女差別の問題はありましたし
アメリカも同じような問題がありました。
かつての日本の金利と為替は?
弊社がビジネスをしているエジプトでは
現在、定期預金の金利が10%を超えていますが
その金利を見て
・金利の高い通貨はヤバイ!
・インフレがやばいでしょ?
・通貨安くなるし!!
などなど、様々なことを言われる方がいますが
かつて、日本の定期預金金利は?と言うと
金利は10%を超えていたわけです。
今のエジプトと同じですね。
ドル円の為替は?と言うと
1970年代は1ドル260円から300円くらい。
80年代に入ると150円を超え
90年代には84円に。
通貨は、ものすごく安く
その後、円高へと加速していったわけです。
インフレ率も同じです。
70年代のインフレ率など
20%を超えていたわけです。
新興国の通貨に対して
多くの人が言う、ネガティヴ要因
・高いインフレ率
・高い金利
・通貨安
は、昔の日本は
全て当てはまっていました。
では、もしタイムマシーンがあったとして
70年代の日本に戻り
銀行で『10%の定期預金を組みますか?』
と質問されたら、多くの人が
『組みます!』と答えるのではないでしょうか?
・高いインフレ率
・高い金利
・通貨安
なのに、ですよ!?
上記のことは、どの国も通る同じ道なのです。
今のエジプトも70年代の日本と同じで
・高いインフレ率
・高い金利
・通貨安
です。また、それ以外の類似点もたくさんあり
人口が1億人。将来は1.6億人と、人口増加している。
経済成長もしていて、製造業が伸びており
世界の工場になろうとしている。
ここまで、日本とそっくりなエジプト。
将来、エジプトの通貨はどうなっているでしょうか?
何度も言いますが
どの国も通る同じ道なのです!!!
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