ナイジェリアの大統領選挙はどうなっている?
アフリカで最大の経済大国でもあり
アフリカで最大の人口大国でもある
ナイジェリアで2月25日
大統領選挙があり与党の
ボラ・ティヌブ氏70歳が
当選をしました。
まず、そもそもとして
ナイジェリアの大統領選挙が
どうなっているのか?と言う所からですが
ナイジェリアでは、国民による
直接選挙で、大統領が選ばれます。
任期は4年のため4年に1度
大統領選が行われ、3選が禁止されています。
つまり、MAXでも2期連続8年しか
大統領をすることができません。
なので、現大統領であるブハリ氏は
今回の選挙では3選目でしたので
現行憲法の規定に基づいて立候補をする
ことができず、今回
新しくボラ・ティヌブ氏が当選をした
結果となりました。
ボラ・ティヌブ氏とはどんな人物なのか?
ボラ・ティヌブ氏は
アメリカのシカゴ州立大学で会計学を学び
アメリカで会計士として、キャリアを
スタートさせています。その後
1980年代初頭にナイジェリアに戻り
モービルナイジェリアに会計士として
雇われた後、1992年に社会民主党の旗の下で
上院議員候補として政治の世界へ
入ってきました。
1999年から2007年にかけて
ナイジェリアの最大都市である
『ラゴス』でラゴス州知事を務め
ラゴスの成長を高く評価された一方で
マネーロンダリングや票の買収などに
関与した疑惑が指摘された経緯もあり
けしてクリーンなイメージの
政治家ではないのです。
ナイジェリアはどう変わるのか?
ボラ・ティヌブ氏は
現大統領であるブハリ氏からの
後継指名を受け現政権の継承を目指す
形で立候補し、当選をしたため
現大統領であるブハリ氏の政策を
そのまま継承すると見られています。
そして、現大統領であるブハリ氏の8年は
まさに『国際テロ組織ボコハラムとの戦い』
と言っても過言ではないと思います。
ナイジェリアにとって、まさに癌でもある
ボコハラム。組織は弱体化しているものの
今だに解体ができておらず、ボラ・ティヌブ氏が
これを解体できるか?によって
ナイジェリアの、未来が決まってくると
思っています。
また、ここから5月までは不安材料も
多くなります。
大統領選挙は終わりましたが
大統領就任は今年の5月末です。
つまり、ここから5月末では
次期大統領への移行期間のような物であり
政治も空白になりやすい期間です。
その間に、ボコハラムの活動も
活発化すると言われており
ボラ・ティヌブ氏は、就任直後
難しい舵取りになる可能性もあります。
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