Vol.1199:日本のピンチ?緊急事態条項
〇この記事を読むのに必要な時間は約4分です。
お知らせ
2023年3月15日(水)から2023年3月23日(木)まで
ナイジェリアのオフィスが休暇に入るため
オンラインサロンメンバー向けに出している
ナイジェリア株式情報はお休みとなります。
緊急事態条項とは??
現在、国家で議論が進んでいるのが
『緊急事態条項』です。
そもそも『緊急事態条項』とは?
大きな災害や戦争などが起こった緊急時に
一時的に権力分立を停止し一定の人権を
制限しながら非常事態に対応する規定
すると言われています。
少し、分かりにくいですが
この法は、戦争、内乱、大規模な自然災害
全てを含めて規定しており、その中で
もっと重たい戦争に合わせて制度設計がされています。
戦争においては、戦争は勝利が全て!となるため
勝たないといけない戦争の最中
時間と手間をかけて国会で議決をする余裕がないわけです。
なので『緊急事態条項』を発令中は
立法権(法律を作ること)とか予算議決権を
全部政府に集中させ、国会で議決することなく
勝手に決めれるようになり
また、戦争中は国民は国のために
命を捧げてもらわないといけないので
人権の保証も停止することが可能となります。
これが『緊急事態条項』です。
この憲法の怖いのが、戦争中だけではなく
大規模な自然災害でも発令できる点で
発令されたら、発令中は
政府が国会で議決することなく
どんどん新しい法律を作ることができ
また、予算も自由に動かすことも可能です。
人権の保証も停止されているので
『政府にとって都合の悪い人達』も
簡単に逮捕ができてしまうわけです。
なので『緊急事態条項』が
濫用されるのではないか?
と、懸念する人達が多いわけです。
かつては日本に緊急事態条項があった!?
現在の日本国憲法には
『緊急事態条項』は書かれていませんが
明治に公布された
『大日本帝国憲法』には
この『緊急事態条項』と言うのは
しっかりと書かれていたのです。
そして、この憲法が散々濫用された結果
『軍隊が暴走をして戦争に突入した』
と言うのが、世界大戦です。
『緊急事態条項?
大丈夫!大丈夫!日本なんて戦争は行ないよ!』
と思っている人がいますが
全く違います。
緊急事態条項は戦争以外でも
発令が可能ですし
緊急事態条項を戦争以外でも発令した
結果、軍隊の暴走が起こり
戦争が始まったしまったのです。
本当に怖い法律だなぁと思いますし
もし、日本で緊急事態条項が決まるようであれば
私は日本に資産を置いておくのは
かなり危険だと思っています。