
宗教は自由!強制される物ではない!
現在(2025年3月2日)エジプトは
ラマダン真っ最中ですが
参照:2025年のラマダンは2/28~3/29!
本日は、エジプト進出を考えている企業向けに
『ラマダン』について、どう向き合っていくべきなのか?
を、記事にさせて頂ければと思っています。
大前提としては
『エジプトでビジネスをする以上
ラマダン、正確に言えばエジプトの文化について
理解とリスペクト』は必要です。
しかし、その一方で
エジプトにおける宗教は『自由』です!
誰かに強制をされる物でもないですし
どの宗教でも選べる自由があります。
イスラム教の方が多いのは事実ですが
普通にイスラム教以外の方もたくさんいます。
それが、エジプトと言う国です。
つまり、ラマダンをする、しないは
『本人の意思による所』であり
誰かに強制される物ではないですし
何か、法的な罰則もあるわけではありません。
日本で言えば
お正月の『初詣』に近いです。
日本人の方は、初詣に行かれる方が多いですし
お正月にお仕事を休まれる方も多いと思いますが
誰かに強制されているわけではないですし
法的な罰則があるわけでもないですよね?
ラマダンもそれと同じです。
Beograd Consulting Groupの場合
弊社が、ラマダンをどうしているのか?
と言うと
『完全無視!』
です。
イスラム教のエジプト人社員には下記で伝えています。
『うちの会社は、オフィスがエジプトだけではないから
色々な国籍、宗教の子がいる。宗教は基本的には自由。
好きにしてくれたらいい。だけど、会社には宗教を
持ち込むな!宗教的なイベントを行いたいのであれば
全て有給で対応しろ!嫌なら辞めてくれていい!!』
と、はっきりと言っています。
結果、宗教を理由に辞めた社員は1人もいません。
結局の所、仕事をしてお金を稼がなければ
生活ができないわけなので
『仕事ができる人ほど、合理的に考えます。』
何が大切なのか?を。
エジプトの大手財閥企業は?
従業員、1万人以上のエジプトの
大手財閥企業の場合は
ラマダンを働き方の中に
取り入れています。
ラマダンは、日中は断食をしていますが
日が落ちたタイミングで、一斉に皆んな集まって
食事をします。
だいたい、その時間が
今だと18時前後くらいです。
そのため、その時間に食事ができるように
仕事が16時で終了となります。
ただし、生産効率を落とさないようにするために
通常1時間あるランチ休憩は15分に短縮。
(ご飯を食べないと言う理由から)
始業開始時間も、通常よりも早く始業。
と、工夫をして仕事をしています。
つまり『ラマダンだから仕事しなくてOK』ではなく
ラマダンは尊重しつつも、生産効率が落ちないように
するためにはどうしたらいいか?考えながら
仕事をしている!と言うことです。
まとめ
ラマダン期間中になると
『ラマダンだから仕事をしなくていい』
と思っている人達も山ほどいます。
しかし、最近少しずつですが
意識に変化が出始めた企業も増えてきています。
『ラマダン=生産効率が落ちて当たり前』
ではなく
大手財閥のように、ラマダンは取り入れつつも
『働き方に工夫』をしている企業が
増え出して来ています。
将来は、この大手財閥のような働き方が
エジプトのスタンダードになると思っています。
また、これもエジプトがしっかりと
経済成長をしてきている
証拠の1つだと思っています。
昔に日本も働き方に『生産効率』なんて物は
求めてなかったですが、今は違いますよね?
それはなぜか?
全ては経済成長をし、民度が上がったからです!
引き続き、今後も
海外の最新情報を追っていきます!
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