Vol.1626:10年間10%利回り保証の真実|ベトナム不動産投資のリスク事例まとめ

〇この記事を読むのに必要な時間は約4分です。

埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

大人気!10%利回り10年間保証!

いきなりですが、ベトナム不動産投資でこんな記事を見かけたことがある人も多いと思います。



この文言だけ受け取れば、とても魅力的なワードだと思います。

利回り保証!
10年間、年10%!
年間でホテルに30泊も宿泊でき


それで価格は1100万円台!!!


多くの人は『この不動産に投資をすれば確実に10年間で投資資金が回収できる!それでいて、毎年ベトナムに無料で宿泊できる!!』と、こんな風に考えるのではないでしょうか?

弊社のVIP様からのご相談もあったため、軽く調べてみました。

ベトナム不動産トラブル集

ベトナムの不動産投資において『10年間で年利10%保証』といった高利回りを謳う案件が注目を集めていますが、実際には多くのトラブル事例が報告されています。以下に代表的なトラブル事例をまとめました。


1. 保証された利回りの未払い・支払い停止

ある日本人投資家は、現地在住の日本人の紹介でリゾート地のコンドミニアムを購入しました。「年利10%を10年間保証」との条件に惹かれ契約しましたが、初年度の支払いはあったものの、2年目以降は支払いが滞り、交渉しても解決に至らなかったとのことです。 
引用:ゴールドオンラインより


2. 契約書の内容と実際の運用の不一致

上記のケースでは、投資家は「ホテルとして運用され、賃貸保証がある」と認識していましたが、実際には「コンドテル契約」であり、稼働率に応じた利益分配の仕組みでした。契約書はベトナム語のみで作成され、内容を十分に理解しないまま署名していたことが問題となりました。 
引用:ゴールドオンラインより


3. 一方的な利回り保証の引き下げ

ベトナムのリゾート地に多いコンドテル物件では、完成後10年間にわたり年利10%以上を保証する契約も存在しますが、実際には利回り保証を一方的に引き下げるケースも見受けられます。 
引用:ミンスマより


4. デベロッパーの倒産やプロジェクトの中断

ベトナムでは、デベロッパーが資金調達のために違法な社債を発行し、資金不足に陥るケースが報告されています。その結果、約1,200件以上のプロジェクトが中断され、投資家が損失を被る事例が発生しています。 
引用:ワールドインベストより


5. 法制度の不備と所有権の制限

ベトナムでは、外国人が不動産を所有する際に制限があり、土地の所有は認められていません。また、コンドテルのような物件では、明確な法律が存在せず、合法・非合法の判断が難しいグレーゾーンとなっています。 
引用:ゴールドオンラインより


これらの事例から、ベトナム不動産投資においては、契約内容の詳細な確認や信頼できる現地パートナーの選定、法制度の理解が不可欠であることがわかります。特に高利回りを謳う案件には慎重な対応が求められます。

まとめ

ベトナム不動産のトラブル事例をまとめさせて頂きましたが、少し調べただけでもかなり数のトラブル事例が出てきます。弊社はベトナム不動産の取扱いがないですし、これらのトラブルは全てネットでの記事のため、このトラブル事例をそのまま鵜呑みにはしていません。

さらに、深く調査をする必要がありますが、ただ『トラブルが報告が多い!』と言うことを前提に慎重に調査を進めれば、自身がトラブルに巻き込まれる可能性が下がるため、十分にご注意をして頂ければと思います。

引き続き、海外の最新情報を追っていきます!また、最新の情報を見逃さないためにもブログの通知情報が届くBCG公式Lineにお友達登録をお願いします!!

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