Vol.1627:相続の常識が変わる?長寿時代に最適な資産承継の考え方とは

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

相続をどう考えているのか?

先日、エジプトに来られた弊社のお客様からこんなご質問を受けました。

埜嵜(のざき)さんは、お子様への相続はどのように考えられていますか?と。

親心としては『子供に多くの資産を残してあげたい』と言うのは、どこに親も同じだと思います。私も同じ意見です。

ただ『私がいつ死ぬのかな?』と言うことを考えると、私の死ぬ時期によって『子供は資産を受け取っても嬉しくないのでは??』とも考えています。その恩恵を受けるのは、子供ではなく、孫か、ひ孫くらいか?と。

医療の進歩により、どんどん人の長寿化が進んでいます。世界大戦が終わったばかりの時は、60歳から70歳くらいで亡くなられている方が多かったですが、最近は100歳まで生きる人がザラになっています。

私がよくお客様に言っているいることで『自分が100歳までに死ねると思わない方がいいですよ。生きたくなくても100歳まで生きてしまいますよ』と言っています。

もし、自分が100歳で亡くなったとして、その後に、子供に資産が引き継がれるとしたら、子供は何歳で資産を継承することになるのでしょうか?

30歳の時に生まれている子供であれば、資産を引き継ぐのは70歳になった時です。

人生を楽しく幸せに生きたいと思うのであれば『お金はないより、あった方がいいです』。そして、そのお金は、70歳で受けるよりも、40歳、40歳で受けるよりも20歳と、若い時に受けた方が、間違いなく良いです。

そのため、私は子供には

私は120歳まで生きる!いや、150歳まで生きることもある!もし、150歳で亡くなったとして、あなた(子供)の年齢はいくつですか?そんなおじいちゃんになって、親の資産を受け継いで、人生楽しいのか?だから、自分の人生を楽しみたいなら、自分自身で稼ぐ力を付けて、自分で稼いだお金で人生を楽しめ!

と言う考えをもっています。
ただ、とは言ってもです。やはり子供は可愛いもので『何とかしてあげたい』と言うのが、親心です。

そこで『資産を子供に渡していく』と言う考えではなく

ファミリーオフィスとして、生きている、死んでいる、関係なく、全員がお金を自由に使える仕組みが良いと思っています。

非営利の慈善財団を活用する

この仕組みを作るには、まずはアフリカのタックスヘイブンで『非営利の慈善財団』を設立します。

私が亡くなれば、その財団は次の代に継承をされていくわけですが、私が亡くなるのを待っていたら、子供もおじいちゃんになってしまうので

だからこそ、この『非営利の慈善財団』には子供にも稼いだお金を入れてもらい、ファミリーとして運用をしていくわけです。

そして、家族としての支出は財団から支出をし、子供が稼いだお金も財団に入り一緒に運用をされていくわけなので、子供にも若いうちから、分配をし、財団のお金を自由に使えるようにするのです。

そして、私が亡くなっても、2代、3代、4代・・・・と継承をされていくような形です。

「亡くなってから、資産が相続され使えるようになる」ではなく

『ファミリーオフィス』として、稼いだお金を家族全員が財団に入れ、家族全員で運用をし、家族全員に分配がされ、それが2代、3代、4代・・・・と継承されていく形が、今の時代(長寿時代)には合っていると私は考えています。

おまけ

少しおまけで『どうやって財団にお金を入れるのか?』と言うご質問もあったのですが、実は今、弊社の中で新しいスキームを作りましたので

法律が許可する範囲の中で(つまり合法の中で)

匿名で、かつ海外送金をしなくてもOK

で、財団にお金を入金する方法を構築しました。これにより、より財団が使いやすくなったと思います。ご興味がある方は、お気軽にご相談を頂ければと思います

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