Vol.0442:欧州の不動産は築70年でも新しい?
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欧州の不動産は古い不動産が多い!?
欧州やジョージアの首都には、古い不動産が多いです。
例えば、ジョージアであれば
下記のような感じですし
フランスであれば、下記のような感じですし
イタリアであれば、下記のような感じです。
欧州やジョージアは街並みが基本的には
似ているのですが、この手の不動産は
築年数が100年以上と言う不動産が
珍しくはありません。
なので、築50年、70年でも
あまり古くないと言う認識を持っている欧州の投資家は多いです。
築100年の不動産に価値はあるのか?
欧州、ジョージアの不動産で築100年の不動産に
価値はあるのか?と言えば
『あります!』
欧州にもジョージアにも近代的なタワー型の不動産はあります。
しかし、それは都市の中心部にはなく
中心部が離れた所にあります。
フランスのパリに行かれたことがある人は
よく分かると思うのですが、凱旋門の周辺の不動産は
基本築100年を超えるような古い不動産ばかりで
最新のタワーマンションのような不動産は存在しません。
それでも数百万ドル単位で取引されるのです。
それは、欧州やジョージアの不動産は
伝統的に『古い不動産をリフォームし使い続ける』と言う
文化が存在しているからです。
日本の場合は『古い建物は取り壊す』と言う文化ですので
築年数に反比例して不動産価値は下がります。
(日本人は新築思考が強いと言うのもありますが)
しかし、そうならないのが
欧州やジョージアの不動産事情なのです。
まとめ
『不動産投資』と言う観点で考えた場合
築年数が70年、100年経っても
新築不動産と同じ扱いで取引される市場と言うのは
『不動産投資を行いやすい』です。
不動産投資と言えば
・利回り
・価格
・立地
・資産価値
などには目を向けても
『どんな不動産市場なのか?』に目を向ける人は少数だと思います。
これは、1つ国でしか不動産投資を行っていないからです。
つまり、比較する市場がないから目を向けないのですが
これが世界中で不動産投資を行うようになって来ると
国のよって『不動産の考え方が違うだな』と言うことに
気が付き、同じ不動産でも『違ったマーケットがある』と
言うことに気が付くことになります。
そうすると『不動産市場の違い』にも目を向けるようになってきます。