Vol.0566:ジョージアに移住する意味はない
〇この記事を読むのに必要な時間は約6分です。 中国人の方と一緒に働いたことがありますでしょうか?
人口が多い国なので、全ての中国人がそうだと言うことでは
ないのですが、国民性として中国人は『メンツを重んじる』
所があります。
例えば
会社の会議などで、中国人が発言をし
その意見に対して、反対意見を入れると
『メンツを潰した』と言うことになり
ものすごい怒ります。
『もし反対意見を入れるのであれば
皆んなの前で入れるのではなく
後で、個別で意見をした方がいい』
と言うのが、中国人社員の対応となります。
ただ、中国人と言っても本当に色々で
中国の本土にいる中国人は
メンツをすごく大切にしますが
中国国外にいる中国人は
あまり中国人ぽくない人も多いです。
ここからが本題です。
ジョージアの物価は上がり続けている
例えば、弊社のように
ジョージアに拠点がないとできない
ビジネスをすると言うことで
ジョージアに移住をするのは『あり』です。
正確に言えば『あり』と言うよりは
『移住をせざるを得ない』と表現をした方が
正しいですが。
しかし、それ以外の理由で
ジョージアに移住する場合は
少し疑問があります。
(全ての移住に否定的ではないです)
例えば、こんな移住者は
私達の中では、かなり疑問があります。
『ジョージアは物価が安いから
ジョージアでネットビジネスをして
ジョージアでのんびり過ごそう』
みたいな移住者です。
これは、過去にも記事にさせて頂きましたが
現時点のジョージアの物価は安いです。
しかし、ここ数年
ジョージアの物価は上がり続けており
数年もすれば、先進国並の物価になるのは
誰もが予想できることです。
参照:Vol.0383:ジョージアに移住する日本人はバカばかり!?
(この記事は鍵付きですので、閲覧には会員登録が必要です)
下記が、ジョージアの消費者物価指数の推移です。
移住とは短期の移住なのでしょうか?
長期の移住でしょうか?
長期移住の場合は、今のジョージアの状況だけを
見るのは絶対にやめた方がいいです。
今後、ジョージアがどう変化していくのか?
をよく見て、移住をするかどうか?を決めた方がいいです。
その仕事で本当にジョージア移住は必要?
私達がすごく疑問に感じている
ジョージア移住者で
『ジョージアは物価が安いから
ジョージアでネットビジネスをして
ジョージアでのんびり過ごそう』
と言う人達ですが
『物価は、今だけを見るのはやめた方がいい』
と言うのは前項でお伝えさせて頂きましたが
ジョージアで行うネットビジネスについても
私達はかなり疑問に感じています。
ネットビジネスと言っても色々なので
全てを否定するわけではないのですが
例えば、こんなネットビジネス
・HPの制作
・動画の編集
・プログラミングを教える
と言うようなお仕事で
そのクライアントがジョージアではなく海外
例えば、それが日本人だとして
このビジネスをジョージアで行う意味は
どこにあるのでしょうか?
物価が安いと言う理由を排除すれば
ジョージアで行う意味が
全く分からないです。
クライアントの多くが日本人なのであれば
日本の田舎(生活費が安い)で
十分だと思いますし、その方のが
仕事はしやすいです。
時差もないですし、電話なども
国際電話にならず、安いので。
まとめ
『ジョージアが大好きー!!』
と言う人は、移住する理由は
理屈ではありません。
ジョージアが大好きなんだから
迷わずジョージアに移住したらいいです。
しかし、ジョージア移住に理由がある人は
その理由をもう1度、よく考えた方が
いいと思っています。
『本当にジョージアに移住してまで
することですか?』と。
『物価は上がり続けていますし
その仕事内容で、ジョージアに移住する意味は何?』
と思う人は、とても多くいます。
また、ジョージア人を対象としたビジネスで
ビジネスチャンスはないです。
この国は、ジョージアをハブとして
世界中でビジネスをするような場所であり
内需拡大型の国ではないです。
なぜなら、人口が400万人前後しかいない国なので。
ビジネスチャンスがある国と言うのは
ナイジェリアのような
『今、人口が2億人いて将来4億人なる』と
言うような内需拡大型の国のことを言うのです。
私達はもう3年以上、ジョージアでビジネスをしてきました。
その中で、様々なことを見てきました。
けして、私達はジョージア移住を全否定しているわけではないです。
だけど、安易な発想での移住はけしておすすめできないです。
たまに、ジョージア移住の相談がありますが
相談を受けアドバイスをすると、ジョージア移住を
ほとんどの人がやめてしまいます。
それくらい、ほとんどの人が安易な発想で
ジョージア移住を考えていると言うことです。
後悔だけはないようにしてもらえばと思います。