Vol.0595:ウクライナの最大リスク!ウクライナから人がいなくなります!?

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

ウクライナの人口減少

ウクライナは外から人と資本を呼び込むための
政策に舵を切っていると、先日の記事で書かせて
頂きましたが
これは単純に『経済成長』を目的とした物だけではなく
ウクライナが抱える深刻な問題があるのです。
それが『人口減少』です。
下記はウクライナの人口の推移です。

ウクライナの人口は
1993年をピークに、毎年30万人以上減り続け
ピーク時は5000万人以上だった人口も
現在は4000万人前半
まで、人口が減ってしまったのです。
2007年は人口減少率が世界で4番目に高かったほどです。
そして、深刻なのが『平均余命の低下』です。
戦争中の国は別として
普通は、どの国でも平均余命は上がっていくものですが
ウクライナは、その逆を行っているわけです。
この原因は
『環境汚染、貧しい食生活、広範囲にわたる喫煙、広範囲なアルコール依存症
医療の悪化による高い死亡率』
だと、言われています。
このような環境のため
年間で生まれる子供の数も減り
働き盛りの若者は移民をしてしまっている状況です。
ウクライナ人達が、もっとも移民をしている国が
どこだか知っていますか?
実はジョージアなんです。
ジョージアはウクライナからの移民をもっとも
受け入れている国の1つです。
もともと旧ソ連で一緒だったと言うのもあると思いますが。

ウクライナの状況は最悪

普通に考えれば
ウクライナの状況は最悪です。
人口がピークから1000万人近く減ってしまい
さらに
『環境汚染、貧しい食生活、広範囲にわたる喫煙、広範なアルコール依存症
医療の悪化による高い死亡率』
この状況にウンザリした若者はジョージアへ移民。
若者が少なくなっているから
生まれてくる子供の数は減少。
このままでは、間違いなく
ウクライナは廃墟化し、ジョージアへの移民者は
さらに増加することでしょう。
これがウクライナの状況なのです。

まとめ

ウクライナの状況が最悪なのは
ウクライナの国民や政治家達が
1番分かっていることです。
だからこそ、彼らは『何とかしたい』と思っているわけです。
なので、私達もそれに乗る形で
税制などの恩恵は受けたいと思っています。
そして、彼らが打ち出す政策が上手くいけば
そこがウクライナの大きな転換点となるでしょう。
そうなれば『ウクライナへの投資』も積極的に
進めるのもありだと思います。
しかし、うまくいかないのであれば
それはそれで、問題ないとも思っています。
ウクライナ人達からしたら『冗談ではない!』と言う話だと思いますが
ウクライナが、このまま廃墟化してくのであれば
多くの人達はジョージアへ向かうわけです。
ジョージアにも投資をしている私達からしたら
困った話ではないわけです。
結局の所は、ウクライナの問題は
ウクライナの人達しか解決ができないわけなので
海外投資家は、俯瞰して見るしかないと言うことになると思います。

累計不動産取引数432

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