5年間で5億ドルのBTC取引
少し前に、ナイジェリアで仮想通貨取引が禁止になると
言う記事を書かせて頂きましたが
参照:Vol.0658:ナイジェリアで仮想通貨が禁止に
ナイジェリアでは、ここ数年でBTCの取引が急増していました。
その額は、5年間で5億ドルのBTC取引が行われていました。
この5億ドルと言う数字は
アフリカの中では1番多い取引の数字となっています。
なぜナイジェリア人はBTCを好むのか?
ナイジェリア中央銀行(CBN)の元副総裁であるKingsley Moghalu氏は
ナイジェリア人が自国通貨のナイジェリアナイラよりも
BTCを好むには、以下の理由があると語っています。
『インフレ問題』
ナイジェリアのインフレ率は他の新興国と比べても
かなり高い水準で推移をしています。
引用:世界経済のネタ帳より
新興国の高いインフレ率と言うのは
どの新興国でもよくある話で、数年前であれば
この場合、アメリカドルにお金が向かうのですが
アメリカドルすら、絶対安全とは言えなくなった今
アメリカドルの代わりとして、インフレ対策として
ナイジェリア人は、BTCへと向かっているのです。
『金融政策の失敗』
ここ数年、ナイジェリアの中央銀行が出す政策と言えば
その場限りの物が多く、どれもナイジェリア経済を長期で考えた物では
ありませんでした。結果、それが今の高いインフレ率を生み出してしまい
後手後手の金融政策になってしまっています。
そして、そのことに対して
ナイジェリア国民は嫌気をさしている。
それが、国民をBTCへと向かわせているのです。
まとめ
ナイジェリアの中央銀行は、自国の金融政策がうまくいっていないことを
棚上げにし、国民がBTCの取引をすることを禁止にしました。
しかし、ナイジェリア中央銀行(CBN)の元副総裁である
Kingsley Moghalu氏は
『世界中の多くの活動がデジタル化されいる中で
デジタル決済として役割も持つ暗号通貨を完全に禁止することは
お勧めしない』と語っています。
かつては、新興国では
成長過程の中で、インフレ率が高まり
国民がアメリカドルを求めたり、インフレ対策として
不動産投資に走ったり、金融政策でインフレ率を抑え込もうと
したのですが、現代社会では
人々は暗号通貨へと走り、金融政策では暗号通貨をコントロールできないため
政府は暗号通貨を危険視するようになってきています。
かつての、新興国の経済成長の流れとは
違うパターンに入ってきているのは確かで
今後、それは悪い方向に行くのか?良い方向に行くのか?は分からないですが
未知の領域へと進んでいくのは確かなのかなぁ?と感じています。
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