Vol.0676:オフショア法人の謄本と銀行口座の情報を確認する
〇この記事を読むのに必要な時間は約5分です。
銀行口座がなければビジネスは成立しない
弊社は全てのオフショア地域と若干のオフショアでない国も
『会社の登記情報』と
『銀行口座の有無(どこに銀行口座を開設しているか?)』
については調べることが可能です。
先日も『ジュビリーエース』と言う会社は
BVIには法人登記がされていなかったと書かせて頂きましたが
参照:Vol.0674:ジュビリーエースの会社の実態!
基本的には銀行口座がなければ
ビジネスは成立しないので、銀行口座がない投資案件に関しては
『どんなに素晴らしいプレゼン』だったとしても
投資をするのはちょっと待った方がいいと思っています。
銀行口座がないと言うことは
銀行には審査を断られたと言うことです。
つまり、銀行口座も準備できないような会社なわけなので
その後のビジネスや投資も、うまくいく可能性は低いんじゃないか?
と思うわけです。
また『意図的に銀行口座を開設していないだけ』と言う人もいると
思いますが、それにはいったい何のメリットがあるのか?と言うことです。
様々な支払いをしていく中で、銀行口座はあった方がいいに決まっていますし
銀行口座がないメリットなど、あるわけないのです。
2017年以降に設立されたオフショア法人は銀行口座を作るのが難しい
2017年以降に設立されたオフショア法人は
規制強化の流れもあり、銀行口座を開設するのが
とんでもなく難しくなっています。
銀行口座が開設できないわけではないですが
今までのように、ペーパーカンパニーで開設できるような
時代ではありません。
相当な準備が必要です。
例えば、現地のオフィスやスタッフ
ビジネスの詳細やお金の流れなど
こと細かい詳細を銀行に提出して、開設できるのが
『オフショア法人の銀行口座』となってくるわけです。
そのため、1つの目安として
『2017年以降に設立されたオフショア法人は、銀行口座を持っているのか?』
と言うことを確認をした方がいいです。
取り寄せられる国と地域の数
現在、弊社が取り寄せられる国と地域の数は
オフショアを中心に『70ヶ国』を超えています。
会社の謄本はもちろんのこと
どの銀行に口座開設をしているのか?銀行口座はもっていないのか?
会社の定款に、株主の情報。
株主として登録している個人のパスポート情報。
株主が法人であれば、法人の登記情報。
などを取り寄せることが可能です。
まとめ
投資詐欺をする会社で、すごい手の込んだ
大規模な物は、しっかりと法人を作り込んでいる
ケースがほとんどで、この場合は銀行口座を持っています。
そのため、会社の謄本や銀行口座の有無だけで
『投資詐欺か?どうか?』の判断はできないですし
『銀行口座ある=投資詐欺ではない』ではありません。
投資詐欺にプロと言う表現を使うのは適切ではないですが
『投資詐欺か?どうか?分かりにくい会社』があるのは事実で
そのような会社は詐欺会社としてプロなんだと思います。
(あくまでバレにくいと言うことでのプロ)
しかし、中には
資本金が100ユーロで、銀行口座も持たない
『全くやる気のない100%見せかけの法人』があるのも事実で
そのような会社は詐欺会社としてアマチュアだと思っています。
プロの会社は、なかなか見分けが難しいですが
アマチュアは調べたらすぐ分かってしまうような会社ですので
そのような会社だけには、引っかからないようにして頂ければと思います。
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