最高値を更新したETH
ETHの価格が最高値を更新しました。
ETH / USDT日足チャート。出典:TradingView
20日間指数平滑移動平均線(1,798ドル)は上昇しており、RSIは買われ過ぎの領域に近く、強気派に有利であることを示している。
買い手が2,040.77ドル以上の価格を維持できた場合、ETHは上昇の次のステップを開始するだろう。トライアングルを突破すれば、そのターゲットは2,618.14ドルになる。
逆に、ETH価格が現在の価格から反落した場合、20日間EMAまで下落する恐れがある。それから反発すれば、強気派は再び上昇トレンドを再開しようとするだろう。
ETHがトレンドラインを下回るまで下落した場合、この強気な見方は無効になる。そうなれば、価格を 1,289ドルまで下落する恐れがある。コインテレグラフジャパンより
仮想通貨の場合は、あまりチャート分析などは意味がないと思っています。
ETHの価格については
『ステーキングの量』次第かと思っています。
ETHのステーキングとは?
現在、ETHはアップデートのために
ステーキングを行っています。
ETH 2.0とは、現行のETHブロックチェーンを再設計して、よりスケーラブルなバージョンを起動する大規模なアップグレードを指す。最初の実装は2020年の夏に開始される予定で、3つ全てのフェーズが完了するまでさらに1〜2年を要すると見込まれている。
アップグレードの一部には、コンセンサスアルゴリズムを現在のプルーフオブワーク(PoW)からプルーフオブステーク(PoS)への移行が含まれる。PoSの採用によりイーサリアムに導入されるステーキングは、ユーザーが一定量のイーサリアム(ETH)を保有してブロックチェーンネットワークに参加し、その見返りに報酬を獲得するプロセスだ。
PoSへ移行する理由の一つは、PoWよりもはるかにエネルギー効率が良いとみなされている点だ。また、マイニングハードウェアの開発競争により少数の大きなマイニングプールにシェアが偏っていたため、イーサリアムネットワークの分散化を図る目的もある。PoSは誰でもバリデーターとして参加でき、参入障壁が低いため、分散化される可能性が高い。最終的に、ETH 2.0にバリデーター(トランザクションの検証者)の区分けとトランザクションの並行処理技術「シャーディング」を導入することでスループットを高める狙いもある。
ETH 2.0のステーキングには、最低32 ETHを保有し、コンシューマーレベルのPCがあれば、誰でもノードを実行して参加できる。なお、バリデーターは常にオンラインにしておく必要がある。これを違反するかネットワークを攻撃するとETH保有量を失う「スラッシング」と呼ばれる罰則を受ける。
ステーキングの最大の利点は、暗号資産を保有することで得られる報酬である。MetaCartel Ventures DAOによると、ETH 2.0ステーキングの年間収益率は約4%〜10%と試算されている。また投資家にとっては、支持するブロックチェーン・プロジェクトに参加する手段を得られる。
一方、ステーキングのデメリットは、市場が暴落した時に資産を売却して損失を軽減するなどの対応ができなくなることだ。ステーキング資産は所定の期間ロックされるため、容易に取り出せなくなる。前述の「スラッシング」を回避するため、サードパーティの「ステーキングプール」に参加する選択肢もあるが、秘密鍵の適切な管理に注意も必要だ。HEDGE GUIDEより
ETHのステーキング量
今のETHのステーキング量が
どのように推移しているか?は下記のグラフです。
2021年4月4日時点で『369万ETH』がステーキングされており
約76億ドルが預けられている計算となります。
まとめ
ステーキングされたETHは
アップデートが完了するまで、動くかすこと(売買すること)が
一切できなくなります。
2021年3月現在で、発行されている
ETHの枚数は1億1516万枚なので
ステーキングされたのは、全体の3.2%ほどです。
そのため、市場に与える影響は
まだまだ限定的と考えるのが妥当かと思います。
なので、現時点では
ステーキングがそれほど市場に大きな影響(供給不足)を
与えていないと言うことを考えれば
ステーキングによる供給不足で
『ETHの価格が1万ドルを超える』みたいな
考え方は時期早々だと思っています。
しかし、ステーキングの量が
全体の10%を超えてくると、市場に与える影響は
大きくなってくるので、もしステーキング量が10%を超えてきた場合は
『ETHの価格が1万ドルを超える』みたいなことも可能性としてはあると考えています。
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