Vol.0114:ジョージアのインフレ率

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

『金利が高い国=インフレ率が高い国』と思われがちなのですが
間違ってはいないです。しかし、全ての国がそうだと言うわけではないです。
初歩的なことですがインフレとは?
分かりやすい記事がありましたので、分からない方は
こちらをご覧ください。
で、ジョージアのインフレ率は?と言うと
実はそれほど高くないのです。
※世界経済のネタ帳より

直近では『2.76%』と経済学の中では理想的な数値ではあります。
(そう言えば、日銀の黒田さんも目標インフレ率を2%にしていましたが)
例えば
『ジョージアの定期預金金利が年間で10%。
ジョージアのインフレ率が年間で20%。』
このような状況だと問題です。
インフレ率が20%と言うことは
年間でお金の価値が20%減ってしまうので、いくら金利で10%付いたとしても
預けているお金の価値は減り続けてしまいます。(年間で10%減っていきます)
しかし
『ジョージアの定期預金金利が年間で10%。
ジョージアのインフレ率が年間で2.76%。』
と言う条件下では
インフレにより、年間で2.76%お金の価値が減ってしまうのですが
金利で年間10%もらえるので、投資家の資産価値がインフレで減ると言うことはありません。
まずは『金利が高い国=インフレ率が高い国と言う先入観を捨てること。』
そして『金利が高い国で定期預金を組む場合、その国のインフレ率をチェックすること』
最後に『インフレ率が高くないのであれば、定期預金を組んでおいても問題ない』
と言うことです。

累計不動産取引数432

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