Vol.0227:20年後、日本は世界の工場になってい??

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

『このまま、日本の賃金が上がらなく
日本以外のアジア諸国の賃金が上がり続けたら』
と言うことが前提ですが
この状況がもし今後20年間変わらなければ、弊社は
『日本は世界の工場になる可能性がある』と考えています。
日本の製造業が海外に工場を作り、物を作っているのは周知の事実だと
思いますが、なぜ日本の製造業は海外に工場を作るのでしょうか?
それは『賃金が安い!』からです。
どれだけ能力が高くても、どれだけ真面目に働いても
一切給料は上がることはなく、安い賃金で奴隷のように働かされ続ける。
もし給料を上げると言うことになろうものなら、工場を移転させる。
それを日本の製造業は長年行ってきたわけです。
工場の場所を中国、フィリピン、カンボジア、ベドナム
と、どんどん変えながらです。(安い賃金を求めて)
しかし今、中国やインドなどでは
どんどん賃金は上昇し、日本は上昇していないと言う状況が続いています。
このままいけば、必ずどこかで賃金が逆転します。
中国、インドのが日本よりも賃金が高いと言うことにです。
その時、中国とインドの経営者は日本をどう見るでしょうか?
『日本人は真面目だし、納期も守るし、技術力もある。
その上、賃金も安くて文句も言わない。』
と、ならないでしょうか?
日本の製造業が
さんざん海外で外国人労働者を奴隷にように扱ってきたことが
そのまま日本に返って来ると言うことが考えられないでしょうか?
あくまで『日本の賃金が上がらなく
日本以外のアジア諸国の賃金が上がり続けたら』と言うことが前提なので
日本の賃金が上がればそうはならないですが
もし、そうなってしまったらと考えたらゾッとしますね。
 
※ブログは毎日12:00に更新しています。
 

累計不動産取引数567

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