Vol.0230:コモロの銀行口座開設

〇この記事を読むのに必要な時間は約3分です。

埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

先日、暗号通貨を直接入金できる銀行口座の記事を書かせて頂きましたが
参照:Vol.0228:暗号通貨が直接入金できる海外銀行
その銀行は、ここ数日以内に正式サポート開始となりますが
その銀行がどこの国なのか?といいますと
『コモロ』と言う小国になります。
場所は下記です。アフリカのタンザニアの先にある小さな島です。

参照:Google mapより
コモロがどんな国なのか?
一言で言えば『わけありの国』と言う表現が適切かと思います。
コモロはフランス領の島だったのですが、1975年にフランスから独立をしています。
(イメージとしては海も綺麗ですし、世界屈指のリゾート島タヒチに近いと思います)
その後は、悲惨な状況が続くわけです。
コモロはいくつかの島々から構成されている国なのですが
それぞれの島には
それぞれの権力者がいて、それが度重なるクーデターの
理由ともなっているわけです。
フランスから独立したい者。
フランスから独立しなくなかった者。
フランスから独立はしたいけど、コモロと言う国は嫌だと言う者。
それぞれの思いが、国を崩壊へと向かわせるわけです。
それはどのレベルだったのか?と言いますと
1997年にフランスの統治を取り戻そうと
アンジュアン島とモヘリ島が独立を宣言します。
島民はフランスがこれを支援してくれると思っていましたが
なんとフランスは彼らの要求を全て拒否し、フランス領とはなれなかったわけです。
この後はもっと悲惨です。
コモロの連邦軍とアンジュアン島、モヘリ島らの反政府勢力で
血が流れる、悲惨な対立が勃発するわけです。
その後は、新しい民主主義の政治システムの導入。
反政府組織の鎮圧。
2008年頃から、徐々に国は落ち着きを取り戻すも
頻繁にクーデターが発生し国の経済は悲惨な物で
現在『世界最貧国の1つ』と言われるまでになってしまったわけです。
1975年にフランスから独立してから約44年。
これまでにコモロで起きたクーデターは、なんと20回です。
これは、70年前、100年前の話をしているわけではありません。
つい20年前の話なわけです。
このような国々を見ていると
自分達は、なんて幸せな国に生まれたんだろうと思うわけですが・・・・
コモロは度重なるクーデターで、ボロボロになってしまった経済を立て直そうと
現在『金融』に力を入れています。
オフショアのような場所を目指していると言った方が分かりやすいかも
しれませんが、それもあって弊社で郵送で口座開設ができるように準備をしていたわけです。
間も無くサポート開始となりますが
ご興味のある方は、お気軽にご相談頂ければと思います。
 
※ブログは毎日12:00に更新しています。

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