不動産投資と言っても、住居やオフィス、倉庫、ホテルなどの
様々な物があります。
その中で、弊社がジョージアで1番最初にターゲットにしたのが
『ジョージアのマリオットホテル、ホテル案件』でした。
この手の投資で重要になってくるのは、当たり前ですが『観光客』です。
観光客が多ければ多いほど、供給が不足していればしているほど
『宿泊料金と稼働率を上昇させ、投資家の収益も上がります』
逆に、観光客が少なければ少ないほど、供給が過多になればなるほど
『宿泊料金と稼働率を下落させ、投資家の収益も下がります』
そのため、観光客の動向はホテル案件において
とても重要であり、また観光客の動向は1つのホテルだけでは
どうこうなる物ではないため『国家としてのビジョンと戦略』がとても
重要になってきます。
ジョージア政府が、今もっとも意識しているのは『トランジット観光客』です。
日本のような島国では『トランジット観光客』と言う発想は生まれませんが
これはヨーロッパのような国と国が地続きになっている土地だからこそ
生まれる考え方です。
ジョージアの隣国にはアゼルバイジャン、トルコ、ロシア、アルメニアが
あるわけですが、トルコに訪れた観光客をそのまま帰らせるのではなく
隣国のジョージアにも来てもらい、ジョージアに訪れた観光客も
隣国のトルコやアゼルバイジャンなどに訪れてもらおうと言うのが
『トランジット観光客』と言う考えです。
観光客を隣国で奪い合うのではなく、隣国間で相乗効果を狙おうと言うことですね。
事実、それは政策の中ですでに表れており
『トルコ、ジョージア、アゼルバイジャン』は鉄道で繋がっており
観光客は旅行がしやすくなっているわけです。
(ここにユーロのような共通通貨があればもっと便利なのですが)
このトランジット観光客についてちゃんとしたデーターもあり
ジョージアでは、2010年から比べると
トランジット観光客が3倍になっています。
参照:GEORGIA TODAYより
いずれ、日本からも
『鉄道で巡る、トルコ・ジョージア・アゼルバイジャン世界遺産の旅』
(すでにあるのかもしれませんが。)
みたいなのが、旅行会社から出るかもしれませんね。