ジョージア政府が公表する
ジョージア国民の平均月収は約500USDとなっているので
そのデーターを元に
『ジョージアの平均月収は500USDくらいだから
500USDあれば生活できる』
みたいな記事があったりするわけですが
実際、ジョージアの現地を見てきた弊社の
肌感覚としては『ちょっと違うかなぁ?』と思っています。
ジョージアは先進国に比べ、安いのは確かです。
しかし、首都のトビリシで(もっとも物価が高いエリア)
レストランで食事をすると、1人800円、900円くらいはかかります。
(食べる料理によっては2000円くらい)
日本の東京ですと、夜食事に行きお酒も入れば
どうでしょうか?1人3000円、4000円くらいはしないでしょうか?
そう考えるとジョージアは安いのですが
1ヶ月500USDで生活できるかなぁ?と考えると無理だと思います。
少なくとも首都のトビリシでは。
最低でも1200USDは欲しいかなぁ?
と言うのが弊社の現地での感覚です。
では、平均月収500USDの国民達は
どうやって生活しているんだ?と言うことなのですが
これもジョージアの求人を見てみると『そんなに安くない』です。
下記は、ジョージアでの大手求人サイトなのですが
参照:HR.GEより
調べてみると、フルタイムの求人で多いのが
月収3000ラリから4000ラリくらいで
(日本円で11万円から14.5万円)
高度な専門職になると
月収10000ラリから40000ラリ
(日本円で36万円から145万円)
と言った所です。
先進国に比べたら、安いは安いのですが
500USDではないかなぁと言う所です。
では、政府が公表する平均月収500USDは
どこから来ているのか?
と言うことなのですが
これは所得が見えにくい農業の方や観光ガイド
パートタイムなども全て入ってしまっていると言うことです。
週1しか働いていない人は、もちろん月収は低いです。
農業、正確に言えば個人事業主は経費で様々な物を計上しているので
本当の収入は見えにくいです。
その結果が『平均月収500USD』となっているわけです。
結論として
『首都のトビリシでは500USDでは生活できないですし
フルタイムのサラリーマンに限定をすれば、平均月収は1000USD以上ある
(田舎に行けば、もう少し安く生活できますし、給料も安くなりますが)』
と言うのが、正確なデーターではないですが
弊社が2年以上ジョージアを見てきた、現地での肌感覚です。
実際、本当に正しいデーターが取れれば、もう少し変わった数字になると思いますが。