Vol.0378:HSBCは破綻してしまうのか?

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

欧州のファンド会社の友人との会話で
最近、よく話題になるのが『HSBCの株価』です。
『HSBCの株価、どこまで落ちると思う?』
話題になるのですが、それくらい今のHSBCの株価は
底が見えないです。
下記がHSBCの株価です。

2009年に1株41.45HKDを付けて
2020年2月19日現在で1株57.00HKD。
私と友人の会話は
もっぱら『2009年に付けた41.45HKDを割り込むのか?』です。
その可能性は、香港市場次第だとは思いますが
かなり高い確率で、2009年の安値を割り込むと見ています。
それくらいHSBCの業績がよくないです。
直近のレポートによれば
HSBCは今後3年間で20万人から23万人規模の大規模リストラの行う予定。
2019年の税引前利益が32.9%の減少の$13.35 billion
予測では$19.83 billionでしたので、予測を大きく下回っています。
HSBCの業績不振は
欧州の超低金利による収益悪化もあるのですが
1番大きいのは、独占的な状況にある香港市場の悪化が大きいのです。
最近ですと、コロナウィルスですが
香港デモの影響による、香港からの資金流失が
業績の悪化へと繋がっています。
少なくとも、現時点では破綻がどうこうではないですし
多くの意見は『HSBCは潰せない(巨大ゆえに)』と言うのが
大多数の意見です。
しかし、本当にそうでしょうか?
『HSBCは破綻しない』と言う意見が多い中か
金融マンの間では、もう何年も前から
『HSBC破綻説』が度々言われてきていました。
この状況はすごくリーマンブラザーズの破綻の時と似ています。
リーマンブラザーズも巨大すぎるゆえに『政府の支援が入るはず』でした。
だから、多くの金融マンが『破綻をしない』と思っていました。
しかし、それは大きく裏切られ
リーマンブラザーズは破綻。市場は大パニックとなったわけです。
イギリスが香港を統治していた時代から
現在まで、香港の歴史と一緒に歩んできたHSBC。
ただ、香港は中国に返還され大きく変わってしまいました。
そんな時代の変わり目の時ほど
大きな事件は起こりやすいため、HSBC破綻説も
案外あり得るのかもしれません。

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