Vol.0386:ジョージアで仮想通貨のビジネスは違法に!?

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埜嵜 雅治

執筆者埜嵜 雅治

Beograd Consulting Group 
代表取締役CEO

現在、ジョージアでは仮想通貨のビジネスは
『違法ではない』です。
しかし『合法なのか?』と言えば
『合法でもない』のです。
いわゆる『グレー』と言うのが今のジョージアの
仮想通貨の法律です。
この『グレー』と言うのが、意外にも厄介ないことがあり
それが『銀行との付き合い方』です。
『違法でもない、合法でもない』と言うのは
まだ『ちゃんとした法律がない』と言うことを意味します。
法律がないので、仮想通貨のビジネスをするのに
ライセンスもありませんし、資本金などの要件もありません。
言い方は悪いですが『やりたい放題』になってしまっているのが
今のジョージアなのですが、この場合、困るのが『銀行』です。
銀行は銀行法により、ガチガチのルールになっているのですが
法律がない仮想通貨の取り扱いの対応が困ってしまうのです。
銀行は法律を照らし合わせて
『この取引は良い』『この取引は悪い』を判断をしていくのですが
法律がないと、その判断ができないので
『判断ができないから、リスクを避けて付き合わない』
と言う方向になってしまうわけです。
また、将来を考えた時『法律がない』と言うのは
リスクにもなりやすくなります。
これは、日本の仮想通貨の例が分かりやすいと思います。
以前は日本も仮想通貨は『グレー』でしたが、その後
法律ができ、それに対応できない業者は『仮想通貨ビジネスの撤退』
を余儀なくされたわけです。
法律ができた時、それが緩い法律であればいいのですが
とんでもなく厳しい法律になると、対応もできなくなってしまうわけです。
現在、弊社はジョージアで仮想通貨のビジネスをしていますが
銀行との付き合い方や、将来的なリスクはどうなのかなぁ?
と言うのは、弊社の中では以前から課題でした。
そこで、現在『エスニアで仮想通貨のライセンスを持つ会社の買収手続き』
を弊社で行っています。
エストニアはすでに仮想通貨に対しての法律があるので
法律に沿ってビジネスを進めていけば、問題になることはありません。
そのため、現在ジョージアにある仮想通貨ビジネスを全てエストニアに持っていくための
作業を行っており、ジョージアでの仮想通貨サービスはストップしています。
3月中には、エストニアでビジネスを再開する予定ですので
今しばらくお待ち頂ければと思います。

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